ここまで進んでるEVシフト…!
日本国内でも電気自動車(EV)を目にする機会は増えました。でも、どんどん普及していってるかと問われると、ガソリン車に比べればまだまだ利用度は微々たるもの。ところが海外では、まったく事情が異なったりするみたいですよ。
このほどPCMagは、米国カリフォルニア州におけるEV普及率についてのニュースを報じました。カリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)による速報値で、州内にあるガソリンスタンドの給油機の数は約12万台。一方で、EVステーションなどの充電器の数は、実に約17万8000台に達したとのことです。
ちなみに今回発表のEV充電器の数のなかには、公共施設の駐車場にあるものや、個人の家に設置されているけど他人も使えるようシェアされているEVスタンドが計上されています。大がかりなEV充電ステーションより、最近は身近なシェアスタンドの方が、アクセスや利用料金の面でメリットがあって、人気が高かったりするんだとか。
アメリカではトランプ政権の下、急ピッチで進んできたEVシフトへの逆風が吹いています。しかしながら、カリフォルニア州だけは強気の姿勢を崩しておらず、ドシドシと引き続きEV充電スペースを拡充し、まだ充電スタンドが少ないエリアには新設方針を明言。目指すは今後10年以内の州内完全EV化との大胆な目標まで掲げられていますよ〜。
ちなみに、過去2年間の販売実績で見るならば、カリフォルニア州で販売された自動車の4台に1台はEV。これには水素燃料電池の自動車も含まれているそうですけど、ガソリン車(ディーゼル含む)の割合が、着実に低下しているのは明らかでしょう。
米国内で販売されているEVの3割は、カリフォルニア州の購入者で占められるといわれるほど、とにかく普及率トップレベルの地域ではあります。この流れがほかでも広がっていくかどうかは、注目に値するかもしれませんよね。
書籍(Kindle版もあります)Source: PCMag