機能とデザインを両立すれば、土鍋はシーズンもシーンも選ばない。

  • 2025年4月2日
  • Gizmodo Japan

機能とデザインを両立すれば、土鍋はシーズンもシーンも選ばない。
Photo:宮前一喜

常夜鍋に、すき焼き、鶏鍋、キムチ鍋、冬のご馳走の季節が終わり、土鍋を棚にしまうとき、少し寂しくなったりして…。

個人的に家鍋は寒い時季じゃないと食べない僕ですが、1年中活躍してくれそうな土鍋を入手しました。

それがこちらのPETARIのShallow Pot(税込16,500円)。

三重県四日市市で1932年の創業から4代にわたって全国に土鍋を提案し続けている銀峯陶器が製作。ちなみに国内の土鍋は80パーセントが四日市市の萬古焼(ばんこやき)です。僕の持っている土鍋もそうでした。

1950年ごろ、ペタライトという鉱物を陶土に調合したことによって、高火力のガス火でも使えるようになり、そこから徐々に改良を重ねることで一般家庭に広く普及していったらしいです。PETARIはこのような歴史ある萬古焼の技法を元に現代的にアップデート。

食卓がスタイリッシュに

まず、見た目。

土鍋特有の福耳みたいな取手がなく、W24×H9センチ(24センチモデル)のフラットなスタイルでスタイリッシュ。職人の成形技術により生まれた取手替わりのリム形状は気密性を高めるといった機能も兼ね備えています。

そして、くすみカラーがお洒落なグレーですが、こちらは三重県北部にある鈴鹿山脈の泥岩の神秘的なカラーをイメージしたオリジナルの釉薬によって再現。

これらにより、どこかほっこりした家鍋のイメージを払拭し、洒落たホームパーティでも主役を張れる存在に。

電子レンジにも対応

使い勝手ももちろん現代的で、萬古焼の要でもあるペタライト鉱石は、オリジナルの調合を開発し、直火はもちろん、オーブンや電子レンジの使用も可能にしてくれています。

さらに、鉛やカドミウムなど人体に悪影響を及ぼす物質は一切使用していない上に、約1200度で焼成をしているので配合成分が溶け出すこともありません。

朝から鍋も叶います

そんなPETARIを使った僕のオススメは朝ごはん。油をひいて中火で鍋を温めたら、冷蔵庫にある適当な野菜とベーコンとたまごを入れて(じゃがいもなどの火が通りにくい大きい野菜は事前に鍋ごとレンジでチン)3分程度焼いていきます。

ベーコンが焼けるいい匂いがしてきたな〜と思ったら蓋をして火を止める。

蓄熱性に優れるのが土鍋最大の特徴なので、十分予熱で調理できます。正しい使い方ではないような気がしますが、僕は蓋をちょいちょい開けて、目玉焼きの焼き具合を確認し、いい感じだったら塩胡椒を振っておしまい。(正しい使い方はこちらのレシピを参照)。

Photo:橘修

先述したリム形状による気密性の高さからか、野菜そのものの旨みが濃くなっていて、ものすごく美味。ベーコンや目玉焼きも下がカリッと焼けているので、香ばしくもジューシーにいただけます。

テーブルの上がなんだかお洒落なのも気分が上がりますしね。さらに洗い物も一発なので僕のズボラ料理の強い味方になってくれています。

蓋をひっくり返せばピタッとはまってコンパクトにスタッキングできるし、今夏は、キャンプに持って行ってパエリアに挑戦しようかな、などと考えるだけでワクワクしてしまいます。

Photo:宮前一喜

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