目利きよければ、みなさんにとって最高のレンズを手に入れられます。リーズナブルに。
CP+ 2025でタムロンのブースにいったらですね。来場者のみなさん、ブースの大半を占めたゴジラvsメカゴジラのミニチュアジオラマを、タムロンのレンズたちで撮ってるんですよ。
Image: 武者良太うっそ、やだ、そんなの楽しすぎる。さっそく僕らもレッツシューティング。
この記事では、たくさんあるタムロンのレンズをいろいろ試した中から3本、「特にいい感じのやつ」をご紹介しましょう。
レンタルコーナーでお借りした1本目は、90mmマクロです。タムロンの90mmマクロといえば、昭和時代から「タムキュー」という愛称がつけられていたほどカメラマンに愛されてきた名レンズ。その最新版がコイツ。
Image: 武者良太カリカリとした描写が求められるマクロレンズだけど、どうですかこの硬軟ともにパーフェクトな描写力は。ピントが合っている部分の素晴らしい解像力と、そこからなだらかに、自然にボケていくグラデーションの合せ技。ポートレート用に使っているカメラマンがいるのも納得です。
Image: 武者良太フードの作りも考えられてる。スライド式のフタがあるんですけど、これはCPLフィルターなど回転式フィルターが扱いやすいように設計されているんですって。
ユーザビリティという観点において、タムロン、めっちゃやりおるレンズメーカーです。
高倍率ズームといったら28mmスタートが当たり前ですが、広角の写真はスマホまかせにしちゃうなら、もうちょっと標準〜望遠寄りのレンズがあってもいいよね。その需要を満たしているのが50-300mmといえるかも。
最初はα9 III(約618g)+50-300mmを手にしてみたら、なんか重さを感じた。でもα7 IV(約573g)+50-300mmはすっっっごく軽く感じる! 軽量フルサイズボディに合わせた重量バランスとなっているのかな。ハンドリングいいわあ。蝶でもバイクでもフレーミングしやすいはずだし、これは全能感をくすぐってくれるレンズです。
Image: ギズモード・ジャパン70-200mmや70-300mmでもいいんじゃないか、と思うところがあったのは一瞬だけ。あー、50mmの適度な広さって大事ですわ。1歩2歩引かなくても周囲の状況を含めたカットが撮りやすい便利さって安心できますわ。
Image: ギズモード・ジャパンぐいっと寄れば、シャープさのなかにタムロンらしい穏やかなボケがある。これは使いやすい。人物取材時に、真剣な目線・ろくろ回し・ポートレート写真を撮ってるライター・三浦さんが「これほしいんだよね」という気持ちが解ってきました。
コイツはAPS-C用のレンズ(Xマウント版とEマウント版があります)。でもフルサイズボディでも使いたくなった1本です。18-300mmということはフルサイズ換算27-450mm。倍率にして16.6倍もあります。なのに620gと軽くて、手ぶれ補正も強力です。
ズームするとこんな感じ Image: ギズモード・ジャパン重量バランスもいい。レンズを伸ばしてもフレーミングしやすい。最新の高倍率便利ズームって、本当によくできてるなあ。
Image: 武者良太フルサイズ2400万画素機だと、クロップしたときの写真のザラつきが気になっちゃうかもしれないけど、4800万画素以上の高画素機ならネガティブに感じる要素、なし。屋内&ストロボなし&JPEG撮って出し&AIノイズリダクションなしでこの質感出るもん。
Image: 武者良太もちろんAPS-Cボディで使っても楽しい1本となること、間違いありません。ネット上で公開されている、同レンズで撮った写真を見ると、子どもの運動会や動物園、飛行機の写真まで、それはもうたくさんのバリエーションがあって、多くの人に愛されているレンズだな、って感じが伝わってくる。
いろいろ使ってみて感じました。タムロンってレンズのバリエーション、多くない?
確かにタムロンといったら歴史あるレンズメーカーです。あったりまえのことじゃん?と思うのは当然。僕もそう思ってた。でもイメージよりも商品数が多かった。それも、似たような焦点距離のレンズがいっぱいある。
たとえばズームレンズ。標準域から望遠域までカバーする便利なフルサイズ対応ズームレンズをピックアップすると、
・28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD Model A017
・28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD Model A074
・35-150mm F/2-2.8 Di III VXD Model A058
・50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD Model A069
・50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD Model A067
よりどりみどりすぎて、むしろ選び方がわからない! なんでこんなにいっぱいあるの!?とブース担当の方に聞いてみたら、「カメラマンの皆さんの要望を取り入れていった結果なんです」というじゃないですか。
たとえば、28-200mm F/2.8-5.6は明るめで広角と望遠のバランスが撮れているから、ピアノ発表会とか屋内ステージの撮影に向いている。
28-300mm F/4-7.1は旅行時のベストチョイス。
めちゃくちゃ明るい35-150mmはポートレートを撮ると気持ちいい。
50-300mm F/4.5-6.3は上記でご紹介したとおりだけど、サーキットで疾走するレーシングカーを撮りたいカメラマンの「もっと!もっと望遠を!」という声に対して50-400mm F/4.5-6.3もリリース。
ここで「他の望遠レンズを買い足してね(ハート)」とするのではなく、カメラマンの趣味趣向を見極めてたうえで、1本でさまざまな撮影ができるレンズを作っちゃうとこ、マジでタムロンすごいなと思いましたよ。
ある意味、道具としての割り切りがしっかりとしているんですよね。軽くてリーズナブルでスイートスポットがしっかりと定められている。
自分の写真スタイルとマッチする1本、タムロンなら見つかるかもしれない。そうしたら、スマホだけじゃなく、ミラーレスとタムロンレンズを持ち歩く毎日が楽しくなると思うんだよね。
Source: タムロン
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