Metaが、今月14日に公式の開発ブログを更新。これから数年で数十億ドルを投資し、海底ケーブルを建築する計画を明かしました。
Metaの初となる海底ケーブルプロジェクト、その名も「Waterworth」。現段階では連携企業なしのMetaソロプロジェクト。いわく、これまでにないルーティング技術と進化した埋没技術を用いて、船の通行を含むさまざまなものの障害とならないよう、かつケーブル側もダメージを受けることがないよう、海底に設置するといいます。
5大陸を繋ぐ海底ケーブルは、長さ5万km! 地球の円周よりも長いのです。
Image: Metaインターネットというと、目に見えない電波というイメージですが、ユーザーの手元に電波で届くまでは物理的にアナログな方法で広がっています。世界のほとんどのインターネットのトラフィックは、海の底にあるネットケーブルを通して移動しています。
Metaが展開するFacebookやInstagramなどのサービスは、当然インターネットが不可欠。さすれば、Metaがよりスピーディで信頼性の高いネットインフラを求めて、大規模投資をしよう、自前のケーブルを持とうと思うのも自然の流れ(コミュニケーションにおいて必要不可欠なインターネットの大元への攻撃として、近年、海底ケーブルは国間抗争でターゲットとされる可能性もあります)。
Metaの海底ケーブル計画の狙いは、近未来のAI強化。近い将来、世界中のせべての人が日常的にAIを利用するという想定で、そのニーズに応えるためのインフラ設備投資となります。
Source: Meta
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