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テスラのソフトアプデが危険。46℃の車内に缶詰めになったTikToker

  • 2024年4月18日
  • Gizmodo Japan

テスラのソフトアプデが危険。46℃の車内に缶詰めになったTikToker
Image: Tesla via Gizmodo US

ほんとに危険だから、なんとかして。

Tesla(テスラ)車のソフトウェアアップデートをインストールしていたTikTokerが、40分間も炎天下の Tesla Model 3の車内から出られなくなるという事件(?)が発生しました。

その一部始終を撮影した彼女の動画がネット上に投稿されると、わずか1日で再生回数が1070万回以上を記録(記事執筆現在)。いい大人が何やってるんだ?と言いたくなるかもしれませんが、彼女、ブリアナ・ジャネルさんは、テスラ社から提示されたルールに従った結果、このような事態に見舞われてしまったのです。

アプデ中はドア開けちゃだめ?

テスラのオーナーズマニュアルによると、「ソフトウェアのインストール中は、安全システムやドアや窓の開閉などの機能が制限される、あるいは無効になることがあり、(無理に行なうと)車両に損傷を与える恐れがあります」と書かれています。

そこで車両に損傷を与えることを恐れたジャネルさんは、テスラ社の警告に従い、車の中でドアも窓も開けずにインストールが終わるのを待っていたわけです。しかし、これはテスラ側の重大な見落としであり、ともすれば本当に車内に閉じ込められてしまう可能性もありました。

手動のドアレバーも使いにくい

テスラのModel 3とModel Yのドアは電動で、通常はボタン1つで内側から開けることができます。もちろん、車両に電力が供給されていない場合でも開閉できるように、ドアパネルには手動のレバーが装備されています。ただ、テスラ社は、これはあくまで「電力が供給されていない場合に限って使用するべき」だと警告しています。

ジャネルさんは、「手動レバーの存在は知っていたが、車にダメージを与える危険を冒したくなかったし、暑さにも耐えられる自信があった」と語っています。

@brianna__janel Note to self don’t update your car when you’re in it. #teslatok #tesla ♬ original sound - brianna | 2025 BRIDE

「車を降りて」という会社もある

テスラの警告は危険と隣り合わせですが、同じく電気自動車を開発しているルシード・モータースでは対称的に、インストール時には「車から降りること」と求めており、Lucid Air のオーナーズマニュアルには、「アプデ中はドアのロックやロック解除ができない」と記載されています。

Lucid Airでアップデートのインストールを選択すると、2分間のカウントダウンが始まり、その間に車外に出てねということになるのでしょう。

テスラのオーナーズマニュアルには、車内温度を一定に保つKeep Climate Onモード、ドッグモード、盗難防止のセントリーモード、またはキャンプモードが作動している場合、「ソフトウェアアップデートを開始しない」と記載されています。しかし、インストールが始まる前に、「みんな車から降りて」という指示はありません。

同社では車の所有者に対し、できるだけ早くソフトウェアアップデートをインストールすることを推奨しているので、中には危うい環境でアップデートを始めてしまうオーナーもいるでしょう。

ジャネルさんの車は「インストール所要時間は24分」と計算していたようですが、実際には40分かかったといい、その間で車内温度が46℃まで上昇してしまったのです。彼女の追跡動画のキャプションには、「インストール中に車から降りて、車を台無しにするのが怖かった」と書かれています。 彼女はテスラ車を6年間利用しており、今回こんな大変な目にあったけれど、今後もまだまだ乗り続けると語りました。

猛暑の夏が来る前に対策を

かつてないほど地球の気温が上がり、猛暑の夏が近づいている今、テスラ社はこのような事件を防ぐために何らかの手立てを考える必要があります。ソフトウェアのインストールを開始する前に、全員が車から降りるように指示するか、少なくとも表現を変えなければならないでしょう。

アリゾナ州のフェニックスやネバダ州のラスベガスなど、特に暑さの厳しい地域に暮らす人が同じ状況に出会った場合、より深刻な健康上のリスクが生じる可能性があります。テスラのドライバーの皆さま、どうかソフトウェアのアップデートを車内で行なう場合は、涼しい場所と時間帯を選んでくださいね。

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