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東芝、水素燃料電池船に新システムを納入

  • 2019年12月28日
  • エネクトニュース
移動型のシステム、定置型と比較して約3分の1
東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下「東芝エネルギーシステムズ」)は12月27日、同社の純水素燃料電池システムを、船舶の実証試験用に納入したと発表した。

この実証事業はNREG東芝不動産と東京海洋大学が2016年から実施している燃料電池船実用化の取り組みで、今回は出力を上げて30kWのシステムを搭載。

新システムは船舶も含めてトラックや列車等輸送インフラ向けに開発された移動型で、従来の定置型システムと比較すると、約3分の1のサイズになっている。

水素燃料電池船の実用化に向けて課題を抽出
純水素燃料電池システムは利用時にCO2を発生させず、エンジンに比べて騒音が低い。実証試験では同システムの海上での利用における課題抽出を行う。

国土交通省は2015年から水素燃料電池船の安全ガイドライン策定に取り組んでおり、今年3月末に暫定ガイドライン等を発行。実証試験で得られた成果はこれに沿って確認されていく。

東芝エネルギーシステムズは今後も燃料電池システムの耐久性の高さを生かし、定置型・移動型の燃料電池システム等、さまざまな水素関連技術の開発を進めていく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東芝エネルギーシステムズ リリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2019_1227.htm

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