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東北電力、石炭船に風力推進装置搭載を検討

  • 2019年10月17日
  • エネクトニュース
石炭船に世界初の「帆」を上げ、環境負荷低減
東北電力株式会社(以下「東北電力」)は10月15日、株式会社商船三井とともに、石炭船への風力推進装置の導入を検討すると発表した。

伸縮式の硬帆翼「ウィンドチャレンジャー」は風力を推進力に変換する現代の「帆」で、東大を中心とした産学共同グループが2009年に開発を始めた。帆とエンジンのハイブリッド航海をすることで、船舶の運行に必要な燃料の消費量を削減する。

ウィンドチャレンジャー計画は現在、開発した硬帆翼を実際の船舶に搭載する段階にある。東北電力と商船三井は港湾施設でウィンドチャレンジャーを搭載した石炭船の受け入れが可能であることを確認し、世界初の搭載に向けて、本格的な検討開始を決定した。

2022年度以降の運航開始に向けて検証と協議を
硬帆翼を1枚搭載した石炭船の温室効果ガス削減効果を同型船と比較すると、日本-豪州航路で約5%、日本-北米西岸航路で約8%の見込みだという。

東北電力と商船三井は今後、港湾施設での荷役や入出港への影響、航行時の温室効果ガス削減効果などの検証を進めながら、2022年度以降の運航開始に向けて協議を続けていく。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東北電力 リリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1203428_1049.html

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