深谷市と共同出資者により2018年4月に設立
ふかやeパワー株式会社は、2019年9月1日、一般家庭への電力供給を開始した。
同社は、埼玉県深谷市にて電力小売事業を展開している地域新電力会社。深谷市と共同出資者により2018年4月に設立されており、「ふっかちゃんでんき」の通称で知られている。
電気料金を市内で循環させる
深谷市における年間電気料金の総額は、70億円を超えているという。この額が、市外の電力会社へ流出していること、また、市外の電力会社へ流出した電気料金が、資金・燃料代として海外に流出している点を、ふかやeパワーは憂慮。エネルギーの地産地消を進めることで、これらの資本を同市内で循環させることを目指し、同社は設立された。
同社が深谷市にて提供する電力サービスでは、標準的な家庭の場合、一般送配電事業者よりも年間2800円ほど料金が安価になるという。こうしたサービスにより同社は、同市における地域経済の活性化を図り、またその事業収益を地域に還元することにより、地域課題の解決も目指している。
市と一体になって地域課題の解決に取り組む
ふかやeパワーが今回開始した電力供給では、120kwhまでが18円93銭、300kwhまでが25円22銭、300kwh超が29円12銭と、1kwhあたりの電力量料金が設定された。同年12月までに契約した場合、「初回および2回目の請求より各1000円を割引」「オリジナルの今治産フェイスタオル」のいずれかがプレゼントされるプレミアム特典も、用意されている。
同社は今後、FIT期間満了による太陽光余剰電力についても、買い取りを予定。深谷で作られた電力を深谷市民に提供し、同市を盛り上げていくとしている。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
9月より『家庭用電気の販売』をはじめます - ふかやeパワー株式会社
https://www.fukaya-ep.co.jp/page026.php“ふっかちゃんでんき”、一般家庭へ電力供給開始 - @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/192146
