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京セラ株、再生可能エネルギー「自己託送」の実証実験を開始

  • 2020年2月1日
  • エネクトニュース
工場で発電した電力を、別の拠点へ供給
京セラ株式会社は、2020年1月28日、再生可能エネルギー「自己託送」の実証実験を開始すると発表した。

「自己託送」は、企業などが自社工場などで発電した電力を、一般送配電事業者の送電線を利用して別の自社拠点へ供給する制度。実証実験は、同年4月より滋賀県野洲市において、蓄電池も活用する形で開始される。

関西電力の送電線を利用
京セラは、グループ全体で長期環境目標の達成を目指している。この目標では、2030年度に排出する温室効果ガスを2013年度比の30%まで削減し、再生可能エネルギーの使用量を2013年度比の10倍まで増加させることを規定。この取り組みの一環として、「自己託送」の実証実験も実施される。

同実証実験では、野洲市が所有する2000平米の敷地に京セラ製の太陽光発電システム約150kWを設置し、発電を実施。発電された再生可能エネルギーは、関西電力の送電線を利用して約2km離れた京セラ滋賀野洲工場へ供給される。

分散蓄電池の制御技術も応用
この「自己託送」実証実験では、国内では初となる定置型リチウムイオン蓄電池の活用も行われる。蓄電池は、自己託送容量の平滑化および系統の負担軽減のために導入されるもの。系統の負担軽減では、京セラがVPP(バーチャルパワープラント)事業で培った分散蓄電池の制御技術も応用される。

なおこの蓄電池は、災害などの広域停電発生時には自立運転を実施。地域住民への充電サービスなどを通じて、野洲市の減災対策にも貢献するという。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

国内初、蓄電池を活用した再生可能エネルギー「自己託送」実証実験について - 京セラ株式会社
https://www.kyocera.co.jp/news/2020/0106_traf.html

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