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前橋市の「まえばし赤城山小水力発電所」が完成、8月から発電を開始

  • 2018年8月3日
  • エネクトニュース
「まえばし赤城山小水力発電所」が完成し発電を開始
群馬県前橋市は8月1日、同市富士見町赤城山の林道沿いに建設を進めてきた「まえばし赤城山小水力発電所」が完成し、この8月から発電を開始したと発表した。

同市では、地球温暖化対策の推進のほか、地域特性を活かした再生可能エネルギー導入に関する取り組みの一環として、小水力発電所を建設し運営を行っている。

「まえばし赤城山小水力発電所」は、同市富士見町赤城山2114番地2に位置し、赤城大沼用水(延長;約1,190m、総落差;109m)の流水(最大;0.3m3/s、常時;0.15m3/s)を利用して水力発電を行うものとなる。

この出力規模は最大で236kW、常時131kWとなり、年間の発電量は約1,195万kWhを見込んでいて、この電力量は一般家庭約330世帯分の消費電力量に相当する。

高落差に適する「立軸ペルトン水車(4射)」を採用
同発電所で使用する設備としては、「立軸ペルトン水車(4射)」を採用していて、これは高落差に適しているとともに小流量にも対応しているほか、横軸のものに比べて機器の設置スペースが半分程度で済むことが特徴となる。

また、水車発電機の安定した運転や摩耗を防ぐため、発電所の上流部に「沈砂池兼ヘッドタンク」を設けていて、流水中の土砂を水槽の中で沈殿させ、水圧管路への流入をなくすとともに、水位を一定に保つ役割がある。このほか、ワイヤーベルト式(自動)除塵機も設置している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

前橋市 プレスリリース
http://www.city.maebashi.gunma.jp/kurashi/143/168/171/

 

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