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NEDO、風力発電と地熱発電を対象に「環境アセスメント迅速化手法のガイド」を公表

  • 2018年4月5日
  • エネクトニュース
環境アセスメント期間半減に役立つ手法ガイド
NEDOは3月30日、風力発電施設と地熱発電施設を対象とした環境アセスメント期間の半減に役立つ手法をまとめた「環境アセスメント迅速化手法のガイド-前倒環境調査の方法論を中心に-」を、同日公表した。

このガイドは、環境アセスメントでの手続き期間半減に必要な前倒環境調査などを迅速に行うための手法をまとめたもので、NEDOが2014年度から実施した「環境アセスメント調査早期実証事業」で得られた知見をもとにしている。

風力および地熱での発電設備導入を検討する事業者に、同ガイドを広く普及することで、環境アセスメントの質を落とさず手続き期間が短縮され、スムーズな発電の導入を期待するとしている。

環境影響評価法では、一定規模以上の風力および地熱の発電設備を建設・増設する際に、環境アセスメントを実施することを定めている。しかし、その手続きには4年程度を要するため、風力および地熱での発電を更に導入普及させるには、アセスメントの質を落とさずに手続き期間を短縮することが求められている。

このためNEDOは、環境アセスメントに要する手続き期間の半減を目指して、2014年度から「環境アセスメント調査早期実証事業」を開始し、2018年2月末に全実証事業が終了したという。

実証事業からの知見を加え全体構成を見直し
既に2017年の3月と12月に、実証事業から得られた知見に基づき、環境アセスメント手続き期間短縮に必要な前倒環境調査を行う際の課題への対処方法を「前倒環境調査のガイド 中間取りまとめ」として公表していて、今回、以降に終了した実証事業からの知見を加えるとともに全体構成を見直したもの。

なお、両発電は事業特性や地域特性のほか、事業の進め方や地域コミュニケーションのあり方が異なることから、個別編さんとし、それぞれ「総論」と「技術事例集」の2巻構成とした。

「総論」は、現行制度下での環境影響評価の適切かつ迅速な進め方について、その方法論をまとめたものとなり、「技術事例集」は、総論を簡潔にするため予備知識や解説が必要になる技術的な側面についてまとめたものであるとのこと。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO プレスリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100937.html

 

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