サイト内
ウェブ

近鉄、蓄電池システムを設置してVPP事業に参画

  • 2019年3月27日
  • エネクトニュース
関電エネルギーソリューションと補助制度に共同申請
近畿日本鉄道株式会社(以下「近鉄」)は3月26日、関西電力を中心とした関西VPPプロジェクトに参画すると発表した。

VPP(バーチャルパワープラント:仮想発電所)は太陽光発電、風力発電、燃料電池など分散した電源を遠隔統御し、一つの発電所のように機能させる。これによって電力負荷を平準化し電力不足時に供給を行うなど、電力需給の調整機能を担う。

近鉄は関電エネルギーソリューションとの共同申請で、経済産業省資源エネルギー庁の平成30年度のVPP構築実証事業補助制度に応募した。

電力ピークカットに貢献、広域停電時の安全を確保
事業では近鉄奈良線の東花園変電所に出力4200kWの蓄電池システムを設置し、4月1日から本格運用を開始する。

電力系統の消費電力が少ないときは蓄電池システムに充電、系統の消費電力が多いときにはシステムから放電することで系統の電力需給の差を調整する。

災害などで電力系統からの供給が途絶えた場合は、システムから電車や駅、信号設備などに電力を供給し、安全を確保する。地下区間やトンネル内に停車した列車を最寄りの駅まで移動させ、乗客の避難に役立てる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

近鉄 リリース
https://www.kintetsu.co.jp/

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。