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鶏糞バイオマス発電所、岩手県でもいよいよ稼働

  • 2016年10月9日
  • エネクトニュース
同社の事業所から集め、1日約400トンの鶏糞を燃料に
岩手県二戸市の株式会社十文字チキンカンパニーがこのほど鶏糞を燃料とするバイオマス発電所の竣工式を行ったと発表した。10月に試運転と調整を行い、11月から本格的に稼働する予定だ。

鶏糞を燃料とするバイオマス発電所は、この発電所が計画された2014年3月の時点で、同社によると宮崎県と鹿児島県に合計3カ所しかなかったという。

同社グループが処理する鶏糞の量が年間約13万トンになるという。1日あたり約400トンを315日燃焼させてこれを処理し、出力6.25MWの発電を見込んでいる。

所内の電力を賄い残りを売電、灰は肥料原料に
鶏糞は従来、含有物質のバランスが植物の生育にとって良好なため、有機肥料として使われてきた。そのまま堆肥として用いると尿酸が発生して植物の生育不良を引き起こすので、十分に醗酵させたあと肥料として用いる。

十文字チキンカンパニーは鶏糞バイオマス発電によって所内の消費電力を全て賄い、それでも大半の電力が残る。同社はこれを売電する方針。また、燃焼後の灰は肥料原料にされる。同社は地域社会活性化、地球温暖化対策などにこれからも貢献していきたいとしている。


▼外部リンク

十文字チキンカンパニー リリース
http://www.chicken.co.jp/

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