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NEDOが超臨界地熱発電の実現可能性調査に着手

  • 2017年7月5日
  • エネクトニュース
地下約5キロメートルに高温高圧の水が存在
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は7月4日、超臨界地熱発電の実現可能性の調査に着手すると発表した。

これまでの研究でマグマに近い地下約5kmあたりに高温高圧の水が存在することが判明しており、この超臨界水は新たな再生可能エネルギー源として注目されている。この水の利用で従来の地熱発電と比較して大出力の地熱発電が可能になることが期待されている。

今回の事業では超臨界水の実態の把握、発電に必要な技術や機材の開発、システムの経済性評価、環境影響の最小化や安全性の確保などの研究を行っていく。

委託グループには研究所、大学、企業が多数参加
この調査事業は2017年度単年度の予定で、産総研、複数の国立大学、地熱発電に必要な技術を有する多数の企業などが形成する2つのグループに委託される。それぞれのグループが地下現象の予測シミュレーション技術を検討するなど、同じ課題に取り組んでいく。

革新的な技術の開発にあたって、実証試験を最終段階とする5つのステップがある。実現可能調査を第1段階として、試掘の事前検討、試掘、実証試験の事前検討、実証試験と続き、この技術は2050年頃の普及を目指している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100789.html

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