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出光大分地熱の滝上バイナリー発電所、新エネ大賞の最高ランクを受賞

  • 2018年1月25日
  • エネクトニュース
滝上バイナリー発電所が新エネ大賞の最高ランク受賞!
出光興産株式会社は1月23日、同社の100%子会社である出光大分地熱株式会社の滝上バイナリー発電所が、一般財団法人新エネルギー財団が主催する平成29年度新エネ大賞にて、最高ランクとなる「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。

2月14日に東京ビッグサイトで開催される「ENEX2018 第42回地球環境とエネルギーの調和展」の表彰式にて、同社がプレゼンテーションを行うとしている。

なお滝上バイナリー発電所は、大分県玖珠郡九重町大字野上3330-152の生産1号基地内にて、発電機出力が5,050kW、年間31百万kWhの発電規模にて、再生可能エネルギー固定価格買取制度活用による地熱発電事業を行っている。

地熱発電は安定的な出力が期待できる再生可能エネルギーとなるが、中でもバイナリー発電は、熱源となる流体と低沸点媒体の2つの流体を利用する方式となり、これまでの地熱発電では活用できなかった低温の蒸気・熱水での発電を可能にしていることから、近年脚光を浴びている。

使用されていない熱水の再利用で熱効率を15%改善
そして、出光大分地熱が運営する滝上バイナリー発電所では、既存の滝上発電所(運営は出光大分地熱と九州電力株式会社との共同)で使用されていない熱水を再利用し、熱効率を15%改善させていて、既存の地熱発電所で使用されていない熱水を再利用する国内商用第1号のバイナリー方式になるという。

同社は、1979年から地熱事業に着手し、1996年の九州電力滝上発電所の操業開始から、出光大分地熱滝上事業所にて発電用蒸気を供給しており、さらに未活用熱水の有効活用を目的として、2017年3月に国内最大級の滝上バイナリー発電所として商業運転を開始している。

こうした未活用熱水の有効活用と発電容量向上の取り組みが、国策となる地熱発電拡大に貢献するものと評価され、今回の「経済産業大臣賞」受賞に至ったものとなる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

出光興産株式会社 プレスリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2017/

 

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