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ふわりと初夏の風に包まれるようなひとときを満喫！花と緑がモチーフの華やかなアフタヌーンティー3選

2025年6月3日

　初夏を彩る花々、夏の大地に力強く育つ草花、陽にあたるガーデンなど。今回ご紹介するのは、花と緑をテーマにしたカラフルなアフタヌーンティーです。個性が冴えるメニューが楽しめる、3軒のホテルをピックアップしました。

「フローラルアフタヌーンティー」

◆フォーシーズンズホテル東京大手町

　東京のダイナミックなシティビューや皇居の緑を望む「フォーシーズンズホテル東京大手町」では、2025年6月30日（月）までの期間、梅雨から初夏に向けて咲く花々をイメージした「フローラルアフタヌーンティー」を提供している。

「フローラルアフタヌーンティー」のイメージ。平日1名7,800円〜、週末・祝日1名9,800円（ともに税・サ込）。要予約。同ホテルのアフタヌーンティーは、1名につき一台のハイティースタンドで提供されるので、ひとりでも気兼ねなく利用できる。

　スイーツを手掛けるのは、同ホテルのミシュランダイニング「est」のペストリーシェフ、ミケーレ・アッバテマルコ氏。桃やイチゴなど旬のフルーツを使って、紫陽花やフレンチローズをイメージした華やかな品々は、見目麗しいものばかり。

スイーツプレートのイメージ。右上から順に、「ハチミツムース、クレームシトロン、ダクワーズノワゼット」「桃とバニラのヴァバロワ、桃のコンフィチュール」「ルバーブとラズベリー、ピスタチオのタルト」「苺とルバーブのコンポートジュレ、アールグレイクレムー、苺クランチ」。

　中でもいちおしは、梅雨の時季に、人々を魅了する紫陽花をイメージしたタルト「ルバーブとラズベリー、ピスタチオのタルト」（上の写真・左下）。自然やアートから受けた印象を皿の上に表現すことで、“美と感性が宿るデザート”と評されるミケーレ氏が手がけた自信作だ。

注目スイーツのひとつ「ガトー・ベシャメルby 後藤裕一氏」は、シンプルなスイーツだからこそ、後藤氏の卓越したパティシエ技術が生み出す絶妙なバランスに驚かされる逸品。

　また、今季のアフタヌーンティーには、「Equal（イコール）」のオーナーパティシエ後藤裕一氏によるスイーツが加わっていることにも注目したい。

　後藤氏は、かつてミケーレ氏とともに「トロワグロ」で腕を振るった名パティシエ。今回は、「トロワグロ」で代々受け継がれてきた「ガトー・ベシャメル」のレシピをもとに、後藤氏がアフタヌーンティー用にアレンジした品が別皿でサーブされるのだ。

セイボリープレートのイメージ。別皿で用意される「クリビヤックサーモン白ワインソースほうれん草パウダー」を含め、セイボリーは全5品。メニュー構成は、スイーツ・セイボリー各5品、スコーンや焼き菓子、フリーフローのドリンク付き。

39階「THE LOUNGE」は、天井から床まで窓一面の開放的な空間。季節や時間によって移ろう景色とともに、アフタヌーンティーが堪能できる。

　上空200メートルに位置する「THE LOUNGE（ザラウンジ）」から見渡す、東京の街並みを包み込む雨雲や、雨上りには皇居の森に差し込む柔らかな陽の光と瑞々しく輝く新緑など。「フォーシーズンズホテル東京大手町」では、梅雨のシーズンだからこそ楽しめるこの特別な眺めとともに、スペシャル感満載のスイーツを味わいながら贅沢なひとときを過ごすことができる。

フォーシーズンズホテル東京大手町

所在地　東京都千代田区大手町1-2-1
電話番号　03-6810-0655（ダイニング代表）
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/

「Blooming Summer Afternoon Tea」

◆ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町

　2024年より自然をテーマに売り上げの一部を寄付するアフタヌーンティーを販売している「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」。そんな同ホテルでは現在、ヒマワリやマリーゴールドなど、自然豊かな夏の大地に力強く育つ色鮮やかな草花をコンセプトにした、プラントベースの食材を使ったパティシエこだわりのアフタヌーンティー「Blooming Summer Afternoon Tea」を提供中だ（〜2025年8月31日［日］まで）。

マンゴーとパイナップルにココナッツオイルなどを加えマンゴーのジュレで夏の花をデザインした「マンゴーとパイナップルのココナッツケーキ」などが美しくデコレーションされた、スイーツプレートのイメージ。

　スイーツプレートは、オレンジをテーマカラーに、美麗かつインパクトのあるデザインが印象的だ。

　米粉をベースにしたバナナとクランベリーのマフィンや、タルト生地にパッションフルーツのピューレとマンゴーをのせたマリーゴールドのようなスイーツ、マンゴーとパイナップルのココナッツケーキ、ジャスミン香るイチジクのケーキ、さっぱりとした味わいのライムのプティフル。このほか、ブリスボールやマンゴー、バナナなどを並べ、太陽の光を浴びる草花を表現したひと皿となっている。

太陽に向かって力強く育つヒマワリをデザインした「枝豆と豆乳のムースサンフラワー仕立て」ほか、セイボリープレートのイメージ。

　セイボリーは、枝豆のペーストに豆乳クリームを加え、エディブルフラワーでヒマワリを表現した「枝豆と豆乳のムースサンフラワー仕立て」と、大豆ミートにトマトやパプリカ、アボカド、レタスなどの夏野菜を加えて包んだ「大豆ミートのベジタブルタコス」の2品。

　そしてドリンクは、ロンネフェルトの紅茶やコーヒーなど各種が楽しめる。

地上約180メートルに位置する36階「All-Day Dining OASIS GARDEN」は、“空中庭園” をコンセプトにしたオールデイダイニング。

「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」のアフタヌーンティーは、食べることで社会貢献にもつながるのが最大の特徴だ。同ホテルでは、今後も持続可能な未来につながるプランや企画を継続的に提案していくというから、ぜひ覚えておいて。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町

所在地　東京都千代田区紀尾井町1-2
電話番号　03-3234-1136（レストラン予約10:00〜19:00）
https://www.princehotels.co.jp/kioicho/

「ガーデンアフタヌーンティー With ピエール・エルメ・パリ 2025」

◆ハイアットリージェンシー東京ベイ

　新浦安・舞浜ベイエリアに位置する「ハイアットリージェンシー東京ベイ」。こちらで2025年8月31日（日）までの期間限定で楽しめるのが、今年で4回目を迎える「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボアフタヌーンティーだ。

上段と中段は「ピエール・エルメ・パリ」提供のスイーツをラインアップ。写真は上段のスイーツのイメージ「エモーションモガドール」「ボンボンショコラエルザ」「キャレマンショコラ」。

中段のスイーツのイメージ。「チーズケーキジャルダンドラトラス」「タルトアンフィニマンピスターシュ」「ミラフローレス」「マカロンアンフィニマンカラメル」。

　“パティスリー界のピカソ”と称される、「ピエール・エルメ・パリ」とのアフタヌーンティーの新作は、ガーデンに差し込むやわらかな陽光をイメージし、夏らしい爽やかさと上質さを併せ持ったメニュー揃えだ。

「ピエール・エルメ・パリ」の代表的なスイーツのひとつであるマカロン「アンフィニマンカラメル」は、“フルールドセル（塩の花）”を使ったカラメルクリームが特徴的。このほかにも、6種類の洗練されたスイーツが堪能できる。

下段セイボリーのイメージ。「鰻の蒲焼と卵のう巻きサンド　茗荷の甘酢とグリーンペッパー」「ホワイトコーンの冷製ミニスープ　クミン風味」「鴨肉のグリルとズッキーニのチャツネ　シナモンとコリアンドル」。

　ティースタンドの下段にはホテルメイドのセイボリーが並べられ、別皿でスコーンが用意されるほか、オーガニックティー1杯またはコーヒー、紅茶のフリーフローが付く。

　さらにガーデンのグリーンに差し込む太陽をイメージし、マスカットリキュールにパイナップルジュースとグレープフルーツジュースを合わせ、さっぱりとトロピカルな味わいに仕上げた限定カクテル付きのプランや、シャンパン付きプランなどもある。用途などに合わせてセレクトできるので、好みのプランでくつろぎのティータイムをぜひ。