“英国王室の翼”たる所以がここに! 「ブリティッシュ エアウェイズ」のミュージアムを訪問

  • 2025年4月3日
  • CREA WEB

 英国のフラッグシップであるブリティッシュ エアウェイズ。その前身が世界初の定期国際便(ロンドン・パリ間)を就航するなど、世界の旅を大きく変えてきたBAの貴重な軌跡をミュージアムで体感したい。


百余年にわたる空の旅を支える心意気に触れる


「ヘリテージ・コレクション」はBA本社内にある。

 エリザベス女王や、チャールズ国王を乗せ、英国王室の翼として世界の空を翔けるブリティッシュ エアウェイズ(BA)。歴史ある航空会社ならではの興味深い資料が多数収蔵されているミュージアムが、BA本社内にある「ヘリテージ・コレクション」だ。


ボランティアスタッフのジムさんは現在機内で流れるセキュリティビデオにも出演中。搭乗の際に探してみたい。

 1920年代から現在までを網羅するコレクションを案内してくれたのは、BAを退職後、ボランティアスタッフを務めているジム(Jim Davies)さん。

 同社の創業100周年でエリザベス女王がミュージアムを訪問した際にも案内を務め、社内で「BAに関してジムが知らないことは無い」と言われるレジェンダリーなスタッフだ。


王室関連のアーカイブも豊富。

 ジムさんが語る王室の逸話は臨場感たっぷりで面白く、搭乗時のサインなど貴重な資料も見ることができる。


60年代のNY−カリブ線の「ペーパードレス」の制服(手前)。

BAの前身AT&Tのロンドン・パリ間の飛行ポスターなど貴重な展示が揃う。

 コンコルドや歴代の機体模型、路線の特性を反映させた各国の制服など展示は多岐にわたり、航空ファンでなくても楽しめる内容だ。BAが「翼」たる所以は歴史と技術、そしてこうしたソフトパワーにもあるのだ。


最新ビジネスクラスは全席通路に面した半個室タイプ。

現在の制服は英国人デザイナー、オズワルド・ボーテング氏により2023年に約20年ぶりに刷新された。

British Airways Heritage Collection(ブリティッシュ エアウェイズ・ヘリテージ・コレクション)

Waterside, Speedbird Way, Harmondsworth, Middlesex UB7 0GB
電話番号 020 8562 5777(平日9時〜17時)
●電話もしくはメール(ba.1.museum@ba.com)にて要予約
https://www.britishairways.com/content/information/about-ba/history-and-heritage

写真=小野祐次
協力=ブリティッシュ エアウェイズ、英国政府観光庁

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