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心ときめく薔薇尽くしのティータイム♪ 自家製バラを味わう伊豆ばら園併設のカフェ「70 nanamaru cafe」

  • 2025年6月1日
  • ことりっぷ


都心から電車で約2時間30分。週末の小旅行にぴったりな静岡県河津町に、花と癒やしの空間を楽しめるとっておきのスポットがあります。「70 nanamaru cafe」は、伊豆ばら園に併設された隠れ家のようなカフェ。フラワーアーティストが手がける洗練された店内では、自社農園で育てた食用バラを贅沢に使ったドリンクやスイーツを楽しめます。またクチナシの実を使用した、伊豆の郷土料理「黄飯(きめし)」のカレーが食べられるのも、このお店ならでは。
伊豆半島の東側。河津駅から車でわずか4分、河津七滝ICから車で約5分の場所に「70 nanamaru cafe」はあります。お店は観光スポットが点在する静岡県河津町にあり、ドライブの途中や、観光の合間にふらりと立ち寄りやすいロケーション。
足を踏み入れると、中はオーナーのこだわりが光るアイテムがずらり。アンティーク調の雑貨が調和やモダンなインテリアが調和し、どこを見ても絵になる美しさ。ゆったりと座って店内を眺めているだけで、ワクワクが広がります。
オーナーの後藤清也さんは、若くして才能を発揮し、最年少でフラワーコンテストの日本一に輝いた実績を持つフラワーアーティスト。フラワーデザインの分野にとどまらず、フォトグラファー、シネマトグラファー、プロダクトデザイナーとしても活躍するマルチクリエイターです。
そんな清也さんの美的感覚がぎゅっと凝縮されたのが、このお店。食べる楽しみだけでなく、「この雑貨、すてき」「家に飾りたい!」と思わず目が輝くような、遊び心とセンスが詰まっています。
額縁に収められた葉のアートや、美しい孔雀の写真も、清也さんの作品。カフェの域を超え、アートギャラリーのような雰囲気を醸し出しています。
カフェがあるのは、「伊豆ばら農園」の一角。農園は清也さんのお父様・治也さんが営んでいます。
ここに咲くバラは、化学農薬や化学肥料に頼らない、自然農法で育てられた食用のバラ。そのままハーブのように、口に運べるほど安心安全なものです。
早朝、夜露をまとったみずみずしいバラを丁寧に摘み取るのは、清也さんの奥様の日課。摘み取られたバラは、ふんわりと編まれたカゴの中カゴへ。
「摘みたてのバラは、香りも味わいも格別なんですよ」と奥様がにっこり。やわらかな笑みを浮かべるその姿に、花への深い愛情が感じられます。
奥様の手によって摘み取られたバラは、カフェ内の工房へ運ばれ、オリジナルのバラジャムに加工されます。花びらから立ちのぼる、濃厚で甘く優雅な香りは、まさにフレッシュな証。
そうして出来上がったのが、オリジナルのバラジャム「IZU ROSE」。
バラの香り、味わい、食感、そのすべてが納得のいくものになるまで、じっくりと時間をかけ、構想から完成まで約10年の歳月をかけた逸品です。
一番人気の「ドフトボルケ」は、爽やかなフルーツのような香りとルビー色の美しさが特徴。紫色の「エンジェルフェイス」とピンク色の「ロサ ダマスケナ」は、春の限られた季節しか味わえないレアなバラジャムです。
カフェでは、農園で大切な育てられたバラを存分に楽しめます。
お店自慢の「バラジュース」は、「IZU ROSE」の「ドフトボルケ」を贅沢に使った1杯。グラスの中には、驚くほどたくさんの花びらが!口に含めば、薔薇の繊細な風味が広がり、まるで花畑の中にいるような感覚に包まれます。
そして2025年5月から、華やかな「バラのパフェ」が新登場。バニラアイス、ヨーグルトベースのフラッペそして薔薇のゼリーとジャムが層を成す、贅沢なデザートです。トップには、摘みたての薔薇の花びらをのせ、見た目もフォトジェニック。
ひと口食べれば、ふんわりと広がるバラの香りと、ひんやり爽やかな口当たりが絶妙なハーモニーを奏でます。暑い季節にこそ楽しみたい一品。
ランチタイムに合わせて訪れるなら「自家製カレー」をぜひ。たっぷり300gのごはんに、スパイス香るカレーがかかり、食欲を刺激します。
黄色いごはんは、クチナシの実を使って炊き上げ伊豆の郷土料理「黄飯(きめし)」。昔から、お祝いの席や特別な日に振る舞われてきた伝統の味です。
スパイスの効いたカレーと、ほのかに甘みのある黄飯の組み合わせは、「70 nanamaru cafe」ならではの味わい。
ここに来たら、「伊豆ばら園」でバラの苗を選ぶのも、楽しみのひとつ。
おすすめは、清也さんのお父様が丹精込めて作り上げたオリジナル品種「踊子ハート」。その名の通り、花びらの形はハート型。やわらかな曲線を描く姿が、愛らしくも気品に満ちています。
バラの魅力をあらゆる形で楽しめる「70 nanamaru cafe」。伊豆へお出かけの際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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