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ゆるやかに時が流れる自然豊かな茨城・笠間のカフェへ♪「カフェニワトコ」で自家製スイーツを楽しむ

  • 2024年4月1日
  • ことりっぷ


陶芸や栗の町として知られる茨城県笠間市の中心から少し離れた岩間地区にある「カフェニワトコ」。のどかな風景にたたずむ隠れ家のようなカフェは、ここを目的に訪れたくなる魅力があります。おしゃれでナチュラルな雰囲気のカフェでは、ご夫妻で丁寧に作る評判のスイーツやランチが味わえますよ。窓際にカウンター席もあるので、ひとり旅にもおすすめです。
「カフェニワトコ」は、茨城県笠間市岩間地区の昔ながらの民家が点在するのどかなエリアにあります。山や木々を背に、自然豊かなロケーションに溶け込む山小屋風の建物が目印。花や木々が植えられたアプローチを歩いて店内へ向かいます。
「カフェニワトコ」を営むのは、寺門遥一朗さんと佳奈さんご夫妻。じつはこの建物は佳奈さんの祖母が25年前にカフェ「フラワーヒル花ぞの」としてオープンし、4年前までやっていたお店です。カフェをやるのが夢だった佳奈さんは祖母から店を受け継ぎ、ご主人の遥一朗さんとともに2020年4月に新たなカフェをオープンしました。
店名の「ニワトコ」は、ニワトコという木から付けたそう。魔除けやお守りとして使われる木で、外国では薬箱の木ともいわれています。「人間の生活に密接に関わってきた木です。カフェも生活の一部にあるような、このカフェが来てくださるお客様に寄り添える存在になればというニュアンスを込めています」と寺門さんご夫妻。庭にも「カフェニワトコ」になってから植えた、まだ小さなニワトコの木があります。
店内は吹き抜けで天井が高く、開放的な空間。ロケーションも素敵だったことから、外国の田舎をイメージして、白と茶色をベースにナチュラルな雰囲気にリノベーションしました。薪ストーブを入れ、壁の板を白っぽくしたり、棚を作ったりと内装は2人のDIYで作り上げたそう。インテリアも雰囲気にあう好きなものを選んでいるそうで、お二人のセンスのよさが居心地のいい空間を生み出しています。
カウンター席を窓側に設けたのも「景色を見ながらぼーっとして、ひと息ついてもらえば」という思いから。「1人、2人のお客様に来ていただけるように、少人数がターゲットです。今はお客様にゆっくりしてもらいたいことがやりたいことに変わりましたね」と佳奈さん。
花好きの祖母が育てている花などを小瓶に入れて飾ったり、同じく花好きの佳奈さんが作った寄せ植えを飾ったり、季節感を大事にしています。照明のシェードに使われているドライフラワーも佳奈さんの手作り。
カフェのメニューはすべてご夫妻の手作り。カフェをやる夢を叶えるために、佳奈さんは独学や教わったりして、料理やお菓子作りを学んでいました。遥一朗さんも料理が趣味で、勉強中でした。その時に出会い、一緒にカフェをやることになったといいます。良きパートナーとなり、ランチやスイーツは2人でメニューを分担しながら調理しています。佳奈さんがランチ、遥一朗さんがスイーツを作ることが多いそう。
人気のランチは季節ごとにメニューが変わる「プレートランチ」の1種類。なるべく旬のもので、見た目も楽しめるものをと、この日はプレートに豚バラのバジルチーズ焼きや根菜のスパイス煮、ライ麦のキッシュなど5種類のおかずがのっています。スパイスやハーブを使うことが多いのは、スパイシーなメニューは食欲をそそるからとのこと。ゆっくり食事をする人が多いため、少しずついろいろ食べられるように、会話をしながらつまめるような提供スタイルにしているのも、うれしい心遣いです。
気まぐれスープは、クラムチャウダーやポタージュなど日によって変わるスープで、ホッとするようなやさしい味わいです。
ランチについているパンももちろん自家製。やわらかくてもっちりした味わいのチャパタは佳奈さん、かみしめると旨みを感じるカンパーニュは遥一朗さんと2人で毎朝焼いています。果肉がごろごろ入ったジャムも手作りです。
店内にシナモンやカルダモンのいい香りを漂わせるのは「北欧風シナモンロール」。内側に折りたたむように巻いているのが北欧風。生地と表面にカルダモンも練りこまれていて、ほんのりスパイシーで食べやすいシナモンロールです。
風景に合うような、素朴でナチュラルなスイーツ作る「カフェニワトコ」の一番人気は「かためプリン」。地元・笠間の卵、やさしい甘さのきび砂糖、牛乳、バニラのみのシンプルな素材で作っています。理想の固さになるように苦労したという遥一朗さんの自信作。
弾力のある「かためプリン」は、弱火でじっくりとフライパンで蒸し焼きにしているそう。「温度管理が難しい」と遥一朗さん。ほどよい弾力があり、口に入れるとなめらかな味わいで、ほろ苦のカラメルとの相性もぴったりですよ。
「キャラメルバナナチーズケーキ」も人気のケーキ。中に完熟バナナと、甘めのキャラメルが入った濃厚なチーズケーキ。しっとりして、なめらかな口当たりのケーキは、バナナの芳醇な香りと甘みもあり、バナナをしっかり感じられる一品です。
ケーキやランチに使われるうつわは地元の笠間焼や益子焼で、陶器市などで気に入ったデザインのものをセレクト。陶芸の町だけあって、カフェで使われている食器も素敵ですよ。
「イチゴのシフォンケーキサンド」は1月から4月までの季節限定のケーキ。食べ応えのあるシフォン生地に自家製カスタードクリームをたっぷりサンド。上にはホイップクリームと笠間産いちごを乗せた早春のメニューです。卵のおいしさもしっかり感じます。5月からは鮮やかな萌黄色の「よもぎのシフォンケーキ」、夏は自家栽培のブルーベリーを使った「ブルーベリータルト」も登場します。
「ニワトコブレンド」はケーキにあうように調整してもらったオリジナルブレンド。酸味をおさえ、コクと深みが味わえるコーヒーはぜひケーキと一緒に。
「自家製レモネード」も人気のドリンク。防カビ材不使用の国産レモンを皮ごと使い、氷砂糖のみで作った特製のレモンシロップでいただくレモネードは、さっぱりとした酸味と甘みでおいしいですよ。暑い日はソーダ割りのアイスでどうぞ。
「ハーブティー」は全部で8種類。ハーブコーディネーターの資格を持つ佳奈さんが体調に合わせたブレンドをしています。きれいな赤色はビタミンCが入った「美肌ブレンド」で、ローズヒップやハイビスカス、ローズ、ヒースが入ったお茶です。
ほかにはカモミールやラベンダー、リンデン、セージが入った「リラックスブレンド」は、クセも少なく、ハーブティーが苦手な方も飲みやすい味わいです。体調に合わせて飲んでみてはいかがでしょうか。
店内ではハーブティーの量り売りや、ポット1杯分の量が飲めるブレンドハーブティーも販売。ギフトにもぴったりです。
ナチュラルな雰囲気の店内は、ゆったりと時間が流れています。景色を眺め、おいしいランチやスイーツをいただきながら、のんびり過ごせるのがこのカフェの魅力。心のリフレッシュに訪ねてみてはいかがでしょうか。

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