
「おいしいお茶を世に広めたい」との思いで1690(元禄3)年に創業し、2025年に創業335年を迎える日本橋の老舗・山本山。その旗艦店として2018年にオープンした「ふじヱ茶房」では、6代目山本嘉兵衛が1835(天保6)年に発明した玉露メニューを中心に、煎茶などのおいしいお茶はもちろん、甘味やランチなどお茶と海苔を使ったこだわりのメニューがそろい、豊かなお茶や食事の時間を過ごすことができます。
天井が高く広々とした店内は、和の趣を感じるモダンな空間。鉄瓶で沸かしたお湯を柄杓を使って器に移し、湯冷まししながらていねいに入れるお茶は、銘柄によってお湯の温度や蒸らし時間など抽出方法を変えて提供されます。「ふじヱ茶房」は、一煎一煎心を込めて繊細かつ丁寧にお茶を入れる職人の所作を眺めながら、お茶本来の豊かな味わいを五感で感じることができる特別な茶房です。
鹿児島や福岡、京都や静岡など、全国各地の名産地から厳選したお茶は、玉露、煎茶、抹茶など種類も豊富。茶葉の量は秤を使って正確に計量し、鉄瓶で沸かしたお湯を、柄杓を使って器に移して湯冷まし。お茶の種類に合わせたお湯の温度と蒸らし時間で抽出し、一番おいしい状態で提供されます。目の前で茶碗に注がれるまでのプロセスも楽しく、ていねいに入れられたお茶のおいしさは格別です。
「ふじヱ茶房」では、お茶や海苔の持つ豊かな味わいを感じられる甘味メニューも充実。ほうじ茶・まっ茶・海苔の食べ比べもできる「テリーヌ」は、お茶との相性も抜群。天草100%の寒天と北海道産大納言小豆を特製抹茶密でいただく「お重抹茶あんみつ」や、香り高い抹茶を練り込んだ「抹茶わらびもち」、北海道産大納言小豆を使用した「抹茶白玉ぜんざい」など、山本山のお茶や海苔を使った甘味はどれも風味豊かでほっとするおいしさです。素材の特性を生かした、ここでしか味わえない甘味が楽しめます。
ここでしか味わえない特別なお茶とともに、「ふじヱ茶房」ならではのお食事も楽しめます。ランチで人気なのは、山本山の上質な海苔をふんだんに使用した特製の「海苔めん1800円」や「膳にほんばし2800円」。海苔と麺、海苔と米の組み合わせで、海苔のおいしさを味わえます。
「にほんばし海苔弁当」「海苔重(鮭)」はテイクアウトも可能。どれも「山本山の海苔を最高の状態で楽しんでほしい」という、十代目当主の思いの込もったメニューです。
煎茶2種、菓子10種、海苔にぎり巻き3貫と香の物3種がつく季節のアフタヌーンティー「茶菓講5500円〜」(13:00〜提供・予約制※平日のみ当日注文可)も人気。「ふじヱ茶房」は、お茶と海苔のおいしさが堪能できるメニューが充実しています。
併設された売店では「ふじヱ茶房」オリジナルの茶葉をはじめ、さまざまな海苔やスイーツ、茶器などが購入できます。用途に合わせて詰め合わせもできるので、贈り物にふさわしいギフトがオーダーできるのもうれしいですね。
日本橋みやげに老舗・山本山のおいしいお茶や海苔を選ぶのもおすすめです。