茶の湯文化が息づく島根・松江には、手軽にお茶を楽しめるカフェや茶舗があちらこちらに点在しています。老舗茶舗がプロデュースする「日本茶Cafe Scarab別邸」もそのひとつ。松江城からも近いので、旅の始めや締めくくりに、日本茶スイーツでひと息ついてみませんか。
松江城から徒歩10分、石畳が敷かれたレトロな京店商店街に「日本茶Cafe Scarab別邸」はあります。営むのは、創業85年の茶舗「千茶荘」。別邸と名が付くのは、同じく「千茶荘」が営む日本茶カフェ「スカラベ136」の2号店だから。茶の湯文化が息づく松江で気軽にお茶を楽しんでほしいとオープンし、以来、松江の日本茶カフェを牽引する一軒です。
店内は落ち着いたライティングで、ほっとひと息つけるなごみの空間。茶室を思わせる座敷席、シックな雰囲気のソファ席など趣の異なる席がレイアウトされ、気分に合わせてカフェタイムが過ごせるよう工夫されています。
「日本茶Cafe Scarab別邸」をたずねたら、ぜひ味わってほしいのが盆栽パフェ。挽きたて抹茶をアイスにまぶして、まるで苔玉のように仕上げています。アイスの下には抹茶のスポンジや求肥、ゼリーなどが敷き詰められた抹茶づくしの内容になっていて、食べ進めるごとにさまざまな味と食感が押し寄せてくるのが魅力です。
香り高く甘さ控えめな濃厚ほうじ茶クリームをたっぷり使った、ほうじ茶モンブランも人気メニュー。同店自慢のほうじ茶アイスと一緒にほうじ茶の香ばしさを存分に味わえる一品で、目の前でクリームを絞ってもらえるライブ感もおいしさの秘密です。
ほかにも、ぷる＆つるんの食感が魅力のしずくもち、抹茶アイスにエスプレッソをかける異色コラボの抹茶アフォガードなど、メニューはどれも個性的。ラテやエスプレッソといった種類豊富にそろう日本茶ドリンクとともに味わってくださいね。
「日本茶Cafe Scarab別邸」の楽しみは、日本茶スイーツだけではありません。玄米ほうじ茶粥のモーニング、ほうじ茶鍋が味わえるランチもそろい、フレキシブルに利用できるのもポイントです。
また、店内一角には「千茶荘」の商品も販売。定番の抹茶や煎茶のほか、黒文字ノ茶や松葉ノ茶などの健康茶、おみやげにピッタリなサイズやデザインの商品もそろうので、こちらもぜひチェックしてくださいね。
茶の湯文化が息づく松江をカジュアルに楽しめる「日本茶Cafe Scarab別邸」。日本茶スイーツをはじめ、モーニングやランチで茶処・松江を身近に感じてみてはいかがでしょうか。
