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月替わりのパフェを味わいに代々木上原「メゾン ビヤンネートル」へ

  • 2023年12月5日
  • ことりっぷ


東京・代々木上原にある「パティスリー ビヤンネートル」は、オーナーシェフ馬場麻衣子さんが作り出す、美しいケーキや焼き菓子が並ぶ洋菓子店。なかでも、毎月レシピが新しくなる季節のパフェは、これを目当てに遠方から訪れるファンがいるほど評判が高く、なかなか予約がとれない大人気のメニューでした。
そんななか、同じ代々木上原に2022年5月にオープンしたのが、「パティスリー ビヤンネートル」のイートイン専門店「BIEN-ÊTRE MAISON(メゾン ビヤンネートル)」。これまで予約制だった馬場さんのパフェが、予約なしで気軽に食べられるようになりました。
「メゾン ビヤンネートル」があるのは、代々木上原駅と「パティスリー ビヤンネートル」のちょうど真ん中あたり。1階の扉を入って階段を上がった3階にお店があります。
アーチ状の曲線とやさしい色合いでまとめられた店内は、広々としてゆったりくつろげる雰囲気です。席数は、カウンターとテーブル合わせて25席あり、予約なしで座れる席も常時設けられています。とはいえ、週末は予約がおすすめ。予約なしの場合は、平日の夕方が狙い目です。
お店のシグネチャーは、毎月内容が変わる季節のパフェ。その時期の旬のフルーツを中心に、ジェラート、ジュレ、ソースなど15種類ほどのパーツで構成されたパフェは、華やかな見た目にうっとり、口に運ぶとそのおいしさに、思わず笑顔がこぼれてしまう逸品です。
この日いただいたのは、沖縄マンゴーのソルベとイエルバブエナミントの香りをつけたホワイトチョコレートのジェラートを主軸にしたパフェ。沖縄マンゴーは、ちょうど完熟になった果実をジェラート、コンポートにしているほか、グラスの中間と仕上げに生のまま、たっぷりとあしらっています。ホワイトチョコレートジェラートに加えたイエルバブエナミントは、モヒートによく使われるミントで、野性味のあふれる香りが特徴です。
グラスの中には、シークワーサーとホワイトラムのジュレ、烏龍茶と黒糖のグラニテ、ヘーゼルナッツプラリネのブラマンジェ、ヌガティーヌやメレンゲなど、さまざまな食感や香りのパーツがぎっしり。食べ進むうち、それらが混じり合って、体験したことのないおいしさが生まれます。メインのフルーツやジェラートのフレーバーのあとに、ふわっと香るハーブやスパイスのアクセントが、なんともおしゃれな味わいです。
季節のパフェは単品でも注文できますが、ぜひ試してほしいのが、ペアリングドリンクとの組み合わせ。ペアリングドリンクは、人気のロースタリーや茶農園の協力を得て、その月のパフェの味をしっかり受け止め、引き立てるものを1種類セレクトしています。
ひと月限定の旬のパフェに、ゲストスターのようなペアリングドリンク。一期一会の味わいを、堪能してくださいね。
パフェに続く人気メニューがミルフィーユ。パイ生地とクリームを横向きに重ね、フルーツのコンフィチュールやジュレ、ジェラートを添えた、皿盛りのデザートです。注文を受けてから組み立てるので、生地は香ばしくてサクサク。フォークで食べやすい、小ぶりな形になっているのもうれしいポイントです。
食べるときは、サクサク生地とクリーム、サクサク生地とジェラート、サクサク生地とクリームとフルーツ…など、お皿の上の各パーツをさまざまな組み合わせで、味わってみましょう。こちらも、フルーツやクリーム、ジェラートの種類は、季節によって異なります。
メニューには、キッシュやアボカドホエイトーストなど、軽食もラインナップ。いずれも、グリーンサラダを添えたプレートで提供されます。ランチとしていただくのはもちろん、スイーツと組み合わせて、コースのように楽しむのもおすすめです。
キッシュはアパレイユがおいしいと評判で、具材として旬の野菜がたっぷり入っています。キッシュやサラダの野菜は、各地の農園から仕入れたものを使うので、日によって種類が変わります。
アボカドホエイトーストは、乳製品の副産物であるホエイを有効活用したサスティナブルなメニュー。馬場さんは、ホエイのほか、不揃いの果実など、これまで捨てられてしまっていた食材を使ったお菓子づくりにも取り組んでいるのだそう。今後、新しいサスティナブルメニューが登場するかもしれません。
ここで紹介した以外にも、クレームブリュレやクレープ、馬場さん自らが厳選したコーヒー、和紅茶など、外せないメニューがいろいろあります。
くつろげる空間を目指したという、やわらかな雰囲気の店内で、季節のパフェをはじめ、ここでしか味わえないスイーツを楽しみに、訪れてみませんか。

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