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まるで玉手箱! 日本の伝統美をギュッと詰め合わせた「tamayose」のふきよせ

  • 2023年4月11日
  • ことりっぷ


スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。暖かな日差しに足取りも軽く、心が弾む季節がやってきました。気分がパッと華やぐ花モチーフの焼き菓子をいただき、春の訪れを感じてみませんか。今回は「tamayose」のふきよせ 甘い缶をご紹介します。⁡
日本の伝統技術や文化を菓子を通して伝える「tamayose」。東京・二子玉川にある玉川髙島屋S・Cに2022年9月にオープンし、福を呼んでくれそうな招き猫のロゴマークが目印となっています。そこに並ぶのは、どら焼きや柿の種など日本人に馴染みの深い菓子でありながらも、現代的な要素を加えて進化を遂げたもの。たとえば、柿の種のフレーバーはハーブソルト&ビネガーや柚子レモンなど個性的なラインナップにあっと驚きます。"珠(宝物)を集めた"という意味がある店名の通り、ぎゅっと幸せが詰められた「ふきよせ 甘い缶」は、贈り物に人気で代表的な商品です。
ふきよせとは、風で吹きよせられた木の葉が集まる美しい情景を菓子に例えたもの。蓋を開けると、色とりどりの小さな菓子がぎっしり! 花の形の雲平やそばぼうろに、蝶々の和三盆がひらひらと舞い…と、春の野原を連想させる光景が広がり、眺めているだけで幸せな気持ちになりますよ。
缶の中には、なんと20種類に及ぶ菓子がギュッと詰められています。かつて神社に奉納していたことから「奉天」と呼ばれるかりんとうに飴を巻いたものを輪切りにした縁起の良い菓子や、南蛮菓子のレシピを元に日本人好みの味に変化を遂げた歴史をもつそばぼうろ、香川県産の和三盆を使用した干菓子など、昔ながらの味わいがさまざま。
一方で、いちごみるくやバナナの豆菓子などモダンにアレンジしたものまで入っています。「これはどんな味わい?」と手に取るたびにワクワクと心浮き立ち、最後の一つまで飽きることがないでしょう。

日本人特有の繊細さと感性が随所に息づく菓子は、ひとくち食べると福を招いてくれそう。目上の方への贈り物や、ここぞという時のお祝いのシーンに選んでみてくださいね。

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