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コーヒーと燻製の優雅な香りが幸せに導く、福岡「パティスリー オー フィル ドゥ ジュール」の焼き菓子

  • 2023年1月7日
  • ことりっぷ


スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。寒い日が続いて自然とおうち時間が増えるこの季節、おすすめしたいのがコーヒーや紅茶の焼き菓子。ふくよかな香りと焼き菓子特有の温かみがもたらすハーモニーは、ほっこりと幸せなひと時を約束してくれますよ。今回は「Pâtisserie au fil du jour(パティスリー オー フィル ドゥ ジュール)」のビスキュイモカドールをご紹介します。
福岡県福岡市の中心地・天神エリアと西区を結ぶ、地下鉄七隈線の桜坂駅から徒歩約5分の場所にあるのが「パティスリー オー フィル ドゥ ジュール」です。オーナーの吉開雄資さんは「Q.E.D.Club」や「アルチザン・パティシエ・イタバシ」などで修業後に渡仏。5つ星ホテル「ル・ブリストル」で経験を積み、地元の福岡県に戻って2015年12月に独立開業をしました。フランス菓子をベースに創作されたスイーツは多くの人を虜にし、福岡市内でも指折りの人気です。店のシグネチャーともいえる焼き菓子がビスキュイモカドール。2019年11月に発売されるとたちまち人気を博し、完売が続いた時期もある注目の品です。
金の箔押しが施された木箱のようなボックスを手にとると、宝箱を開ける時のような高揚感があります。
中には端正に並んだバトン状の焼き菓子がズラリ。これは「ル・ブリストル」のシェフパティシエを務めた、故ローラン・ジャナン氏が好きだった葉巻をコンセプトに作られたもの。恩師への敬意を込めて作られたという背景を知ると、さらに特別感が増してきますね。
表面をさっくり焼き上げたアーモンドが香ばしいビスキュイという生地の間から覗くのは、ほんのりと燻製香をつけたコーヒーのバタークリーム。ひと口食べると心地よい香りが立ち上り、噛みしめるたびに伝わる塩気がコーヒーの風味を印象づけます。
ふわっと鼻から抜ける香りや長く続く余韻といい、“大人のためのお菓子”と呼ぶのにふさわしい贅沢感がありますよ。コーヒーの強い苦味はなく、燻製の香りもごく自然に調和し、今まで味わったことのないコーヒーの新たな一面に誰もが驚くでしょう。
1本、5本、10本、15本の入り数があるので、さまざまなシーンに合わせて選ぶことができます。時間をかけて嗜む葉巻のように、ゆったりくつろぎながら味わってみてくださいね。

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