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港を眺めながら冷たいスイーツを。しらす屋さんのおやつスタンド「MARUTOYO」

  • 2022年9月20日
  • ことりっぷ


愛知県の目の前に広がる三河湾は、多種多彩な魚介類が集まる絶好の漁場。三河湾に浮かぶ島々の人たちは、豊かな海の恵みと共に暮らしてきました。そんな島の人々の知恵や技が凝縮したのが、海の幸を使った干物などの保存食。今回はそんな干物の中でも、近年日間賀島の人気グルメのひとつとなっている“しらす”を使ったスイーツをご紹介します。塩気と甘さでクセになる、意外な美味しさで人気を集めているとか。散策途中のおやつにもぴったりですよ。
日間賀島はタコの島として有名ですが、近年は近海で獲れるしらすも人気を集めていて「島しらす」と呼ばれています。島内の飲食店ではしらす丼が名物になっていて、島だからこそ提供できる鮮度の良さがウリです。そんな「島しらす」を冷たいスイーツとして売り出しているお店をご紹介します。
もともと卸のみでしらすを販売していましたが、島を散策する人が増えてきていることもあり、気軽にしらすを楽しんでもらえる場所を作ることで、その美味しさを知ってもらえたら…という思いでお店をはじめました。
お店の看板メニューは「しらすソフト」。すぐ隣の加工場で出来上がったしらす干しをバニラソフトクリームの上にたっぷりのせて、日間賀島のおせんべい屋さん「鈴豊」のタコせんべいを添えています。食べてみると、しらすのうまみや塩気が甘いバニラアイスの味を引き立て、意外なほど好相性。「捕れたてをすぐに加工するので、鮮度がよく、雑味・臭みなどがないので、何にでもあわせることができます」といいます。
さらに、このしらすで自家製した醤油味の甘辛い佃煮を抹茶ソフトの上にトッピングした「抹茶佃煮ソフト」もあり、こちらもクセになる味。醤油を抹茶の風味が合わさり和テイストに仕上がった、完成度の高いスイーツに仕上がっています。
お店は加工場のすぐ横なので、ときにはしらすを干していたり、釜茹でしている様子を見学することもできますよ。「丸豊」では塩ゆでしてから乾燥させた「しらす」のほか、やわらかな食感の「釜揚げしらす」や天日干しで仕上げる「かちり干し」、わかめなどが入った「しらすふりかけ」なども製造。お土産として購入することもできます。
「MARUYOTO」があるのは、昔ながらの漁港の風景が広がる、北港。高速船の船着き場がある西港や東港からは徒歩や自転車を借りて、のんびり散策しながら行くのがおすすめです。しらすの新しい美味しさを発見することができますよ。

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