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さっくりビスキュイが詰まったクッキー缶を手みやげに!神戸・御影の「マモン・エ・フィーユ」

  • 2022年6月4日
  • ことりっぷ


開店前から行列ができる焼き菓子店「マモン・エ・フィーユ」。店内には指名買いが相次ぐビスキュイのほか、マドレーヌやバターサンドなどの焼き菓子が常時20~30種類並びます。オーナーパティシエの松下奈保さんは、1990年に渡仏し、製菓学校の名門パリ・ル・コルドンブルー本校を卒業。フランスで食べ歩いていた郷土菓子と、小さな頃から身近だったお母様の手作りお菓子が合わさった、洗練されていながら素朴な焼き菓子を作り続けています。
「マモン・エ・フィーユ」の最寄り駅は、阪急神戸三宮駅から電車で約10分の御影駅。閑静な住宅街を7分ほど歩いた、幹線道路沿いにあります。
オーナーパティシエの松下奈保さんは、フランスで洋菓子を学び、10年以上フランスに滞在し、本場の食文化を吸収しました。
また食器やカトラリー、クリスタル、装飾品などの輸出業を営んでいた経験も。白を基調とした店内には、丸い照明と楕円形の窓枠に見立てたディスプレイ棚が印象的で、洗練されたセンスが伝わってきます。
たくさん焼き菓子があるなか、もっとも人気なのが、かわいい花型のビスケット・ビスキュイ。「お母さんがおうちで手作りしてくれる、焼き立てのクッキーをイメージしている」と言う通り、材料は国産小麦、発酵バター、砂糖、卵とシンプルで、焼き立ての香ばしさがあり、素朴でやさしい甘さ。
歯切れのいいサクッとした食感と口どけの良さが絶妙で、つい「もう1枚」「さらにもう1枚」と手が伸びてしまうおいしさです。毎日売り切れてしまうほどの人気ですが、1枚ずつ手作業で型抜きしているというこだわりにも驚きます。
夏季限定で、シトロンビスキュイも登場。レモンの生のゼスト(皮のすりおろし)と、パンチの効いたドイツ産のレモンピールピューレを生地にたっぷりと練り込んでいるため、レモンの爽やかな香りと風味を存分に楽しめます。
松下さんのアイデアを詰め込んだ、フレンチテイストなクッキー缶も人気。フランス産のリボンなども取り寄せ、クッキー缶との色の組み合わせにもこだわっています。
バタークリームサンドは、濃厚なラムレーズンと季節のフルーツを使った2種。ビスキュイと同様に、バタークリームも口どけの良さにこだわっています。発酵バターを溶かし、上澄みだけを使うことでバタークリームがくどくなく、スカッと軽やかな口当たりになると言います。
上下のサブレはアーモンドプードルと発酵バターを贅沢に使用。ホロリとやわらかく、バタークリームとの一体感があり、食べやすいのも魅力です。
フランスの伝統菓子のひとつ、マドレーヌは「ひとつでお腹いっぱいになれるように」とサイズ感が大きめ。なつかしい貝殻型です。
定番はバニラ味。表面を砂糖でコーティングしているため、やさしい甘さとバニラの芳醇な香りが順に感じられます。そのほかは季節替わり。オレンジの甘酸っぱい風味が豊かなオランジュ、岡山県にある吉田牧場から仕入れたチーズを衣のようにまとわせた、甘くないマドレーヌもあります。
フィナンシェやブランデーケーキなど、個包装の焼き菓子が豊富。自分用の気軽なおやつやプチギフトにも重宝します。
店名になっている「マモン」は母、「フィーユ」は娘の意味。現在もオーナーパティシエの松下さんとお母様が厨房に立ち、多くのスタッフとともに心を込めてお菓子作りをしています。グラサージュの美しさ、ブランデーの染み込み具合など、細かい部分をチェックし、納得できるクオリティのものだけを店頭に並べるという徹底ぶりにも感動。
「マモン・エ・フィーユ」では、洗練された非日常感と、昔なつかしい親しみやすさが共存したお菓子が見つかります。

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