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ふわふわ卵のオムライスやじっくり煮込んだビーフシチューが人気/浅草の老舗洋食屋さん「ヨシカミ」

  • 2022年2月26日
  • ことりっぷ


東京でトップクラスの人気を誇る観光地・浅草は、老舗洋食店の激戦区。なかでも1951(昭和26)年創業の「ヨシカミ」は、昭和レトロな雰囲気のなか、昔懐かしい洋食を味わえるとあって、開店前から行列が絶えません。定番メニューとともに、平日限定の「たっぷりランチ」もぜひ味わってみてください。
東京メトロ銀座線・浅草駅から徒歩約5分。浅草演芸ホールや浅草ROXに近く、昭和の初期には日本一の娯楽街として栄えた浅草六区から1本入った通りにある洋食店「ヨシカミ」は、この地で活躍する芸人さんたちをはじめ、著名人が足繁く通うことで知られるお店です。
「旨すぎて申し訳けないス!」という、あまりにも有名なキャッチコピーは、1960(昭和35)年ごろに生まれたものなのだとか。下町ならではの洒落とともに、調理人の心意気を表すものとして、現在でも採用されています。
店内は、赤いチェックのテーブルクロスがレトロな雰囲気を醸します。おひとりならぜひ、ライブ感あふれる調理風景を眺められるカウンター席へ。ガス台から勢いよく立ちのぼる炎と調理器具が触れ合う音、オープンキッチンから流れてくる香りに、料理の登場が待ちきれません。
オードブルからスープ、サラダ、揚げ物、ステーキなどメニューは70種類以上あり、どれを選ぶか目移りしてしまいますが、卵好きの人におすすめなのが「オムライス」。半熟の卵の中から現れるケチャップライスの隠し味は、秘伝のステーキ醤油。とろ~りとろける卵との組合せは、何度でも食べたくなる懐かしい味わいです。
ちょっと贅沢な気分を味わうなら、看板メニューのひとつ「ビーフシチュー」を。大きな塊のお肉は、スプーンですっと切れるほどの柔らかさ。じっくり煮込んだブラウンソースが絡む濃厚な味わいにうっとりしてしまいます。パンと相性がいいのはもちろんですが、ぜひとも白いご飯と一緒に食べてみてください。
大きくカットしたニンジンとジャガイモ、丸ごと入ったマッシュルームなどの野菜にも、旨みがたっぷり染みています。シチューメニューには、「タンシチュー」と「ミートボールシチュー」があり、次回はこちらを味わってみるのもいいでしょう。
「ヨシカミ」のメニューに並ぶのは、誰もが知っている洋食の定番メニューが中心。決して奇をてらったものではありませんが、何度でも食べたくなるのは素材を厳選し、手作りしているから。老舗なのに気取りがなく、いつ訪れても親切に迎えてくれるスタッフの存在も、大きな魅力です。
平日の開店から17時まで提供する「たっぷりランチ」では、月曜日のビーフシチューとスパゲティー、火曜日のポークソテーとドライカレーなど、曜日ごとに異なるメニューの組合せに、コーンスープとコーヒーかアイスクリームが付いて1900円。
これを目当てに訪れる人が多いため、並ばずにゆっくり味わうなら16時過ぎの来店がおすすめです。浅草散策でしっかりお腹を空かせてから訪れましょう。

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