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色鮮やかで美しい金沢の水引でアクセサリーづくり体験「平岡結納舗本店」

  • 2022年2月26日
  • ことりっぷ


前田利家公とおまつの方をお祀りする尾山神社、金沢城公園からすぐのところにある、創業四十余年の「平岡結納舗本店(ひらおかゆいのうほほんてん)」。昔ながらの結納品を、伝統的なものから今の時代に合うものまでそろえています。
そして、お店オリジナルの細くて扱いやすい金沢細水引などを使用した、お箸置きやオブジェなどのインテリアから、ブローチやペンダントといったアクセサリーまで、さまざまな水引アイテムもあります。
自分で作ることもできるワークショップも開催しているので、おみやげづくりをする楽しい時間が持てそうです。
金封や贈答品に掛けて結ばれる、日本の伝統的なラッピングに欠かせない「水引」。代表的な赤白・金銀・赤金・白黒・黄白だけでなく、今はそれ以上に色数があり、とてもカラフルです。とくにお店のオリジナルで、通常の水引よりも2分の1程度の細さという「金沢細水引(かなざわほそみずひき)」は、124色もあるといいます。
お店は、創業者の平岡洋子さんが1978年に結納品店として開業。現在、2代目として平岡慎子さんが店を継いでいます。慎子さんは「水引を後世に残すために」と、さまざまなことに挑戦。水引に親しんでもらえるようにと、身近なアイテムを制作したり、ワークショップを開催したりしています。
挑戦の一つに、店主自らが開発したという「金沢細水引」があります。地元のメーカーと協力し、芯からすべて石川県内で生産することに成功して、商品名を「thin line(シンライン)」と名付けています。より細く光沢と耐久性のあるオリジナルの水引で、これまでできなかった繊細な表現ができます。
そして、ワークショップも開催。カラフルな5個セットの「お箸置き」2500円、サイズ節可能なミサンガの「金澤福結び・花」2500円、他にも「ブックマーカー」2500円などいろいろあります。
人気のワークショップ体験の一つが「イヤリング・ピアスづくり」です。カラフルな水引を使い、その人により所要時間は違いますがだいたい60分から120分で完成します。
用意された水引の中から好きなカラーを2本選んで、それぞれ半分の長さに切ります。そして、あわじ結びを2つ作り、ごえん結びをして、最後に金具をつければ出来上がりです。
必ず先生がついてくれて、難しい所は手伝ってもらえるので、時間がかかったとしても素敵なイヤリングやピアスができます。
店主は「伝統の結納などは、残しておきたい習慣ですから今に合うものを考えています」と、紹介されたのが「かわゆいのう」です。シンプルでかわいい結納品は、金沢細水引を使用し、他にない華やかで洗練された結納品です。両家だけでの婚礼行事をする方に向いているといいます。
また、日本らしさのある箸置きなども、洗える水引でつくり人気を得るなど、店主のさまざまな挑戦により、水引を生活の中に取り入れて楽しむことができます。
カラフルで耐久性も耐水性にも優れている水引アイテム。金沢の水引文化に触れながら、日常づかいできる好みのものを、買うのもいいし自らつくってみるのも楽しい時間に。自分みやげを見つけるのにおすすめのお店です。

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