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山梨の桃の里で見つけた♪ 南仏の片田舎を思わせる「農カフェ クルール」で心も体も癒やされるスローな時間

  • 2021年11月13日
  • ことりっぷ


東京から車で約2時間。桃やぶどう畑が広がる果樹地帯を走り抜けて、山梨県笛吹市一宮へ。「農カフェ クルール」は常に訪れる人が絶えないという、人気の自然食レストラン。築150年を超える古民家では、動物性食材をいっさい使用しない、野菜が主役のヘルシープレートや手作りスイーツが楽しめます。やさしい時間が流れるレトロな空間で、非日常のひとときを過ごしてみませんか?
JR山梨市駅から車でおよそ15分。日本一の桃の産地として知られる笛吹市に「農カフェ クルール」はあります。
お店を営むのは、桃を作り続けて70年以上という桃農家の「大北農園」。築150年を超える桃農家の作業場をリノベーションしているため、外観は農家そのまま。近づくと、さまざまなグリーンや雑貨の中にアクセントカラーの紫が効いた、非日常空間が出現!隠れ家を見つけたようで、ワクワク楽しい気分に浸れます。
カフェをスタートさせたのは、今から13年前。桃農家に嫁いだ風間啓紗子さんが、料理の道へ進んでいた娘さんと一緒に、前身となる「農カフェ hakari」をオープンさせました。
その後、娘さんが独立したのをきっかけに、店名を「農カフェ クルール」に変えて、2019年1月にリニューアルオープン。現在は、料理好きの啓紗子さんが中心となって、お店を切り盛りしています。
奥には、桃畑を望むテラス席もあります。テラスの大きな窓からは、暖かい日差しがたっぷり。目の前に広がる桃畑を眺めながら、のんびり過ごせすのも楽しいひととき。
今では桃とぶどうの生産量・日本一の笛吹市ですが、かつては養蚕が盛んな町でした。「大北農園」も、昭和初期までは養蚕農家だったと言います。
2Fのイートインスペースは、そんな養蚕農家時代の面影を残す、とっておきの場所。屋根裏部屋を連想させる斜め屋根は、養蚕農家の建物によく見られる「越屋根」の部分です。
長年、煙でいぶされているので、天井は黒くなって貫禄たっぷり。錆びついた釘も古木も、実はかつての歴史を忍ばせる希少な物です。
「クルール」とは、フランス語で「彩り」を表す言葉。その言葉どおり、看板メニューの「彩りプレート」は、カラフルに盛り付けられた目にもおいしい逸品です。
ビーガン食というと、薄味で物足りないイメージを持つかもしれませんが、こちらのお料理は、心の底からおいしい!と感じるベジ料理ばかり。ハーブや塩、にんにくや生姜を使ってしっかり下味をつけることで、野菜本来の食感や味わいを活かしています。
特に車麩のメニューは絶品。この日に提供された車麩のフライは、お肉のような食感で食べごたえバッチリでした。桃の時期には、桃を使ったスープやパスタなどが登場するとのこと。そちらも楽しみです。
スイーツの人気メニューは、グルテンフリーの米粉を使ったワッフルです。サクッと軽い仕上がりのワッフルには、旬の果物をたっぷりのせて。みずみずしい生の果物をトッピングするだけでなく、ドライにしたり、ジャムにしたり。果物本来のおいしさをいろんな食べ方で楽しませてくれますよ。
寒い日にほっとひと息つける「マヤナッツチャイ」も、ぜひ試してほしい1杯。栄養価が高いスーパーフードのマヤナッツがたっぷり入っているので、疲れた体を芯から元気にしてくれます。
そして、お店自慢のジャムは、食べれば分かる本物の味。保存料やペクチンなどを一切使用しておらず、市販のジャムにはないフレッシュな味わいを楽しめます。
ほっとできる癒しの空間「農カフェ クルール」。人気店なので、訪れる際には、ぜひ予約してからお出かけくださいね。

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