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パンの町・岡山県総社エリアで、しあわせパンの旅

  • 2021年7月21日
  • ことりっぷ


岡山県は知る人ぞ知るパンの町。なかでも注目を集めるエリアが、JR岡山駅から電車で40分の場所にある総社(そうじゃ)です。長きにわたり愛される老舗から気鋭のブーランジェリーまで実力店がたくさん。小麦の香りに誘われて、パンをめぐる小さな旅にでかけてみませんか。
まず訪れたいのが、JR総社駅から徒歩すぐの場所にある「トングウ」です。こちらは1928(昭和3)年の創業以来、地元で愛される老舗ベーカリー。創業当時と変わらぬ袋パンは今も健在で、レトロでかわいいルックスに思わず笑顔がこぼれます。「枕パン」の愛称で親しまれる「バターロール」、松ぼっくりに見た目が似ていることから「松笠」と名付けられたメロンパンなど、ネーミングセンスも秀逸です。
なかでも味わいたいのが、油パンの呼び名で親しまれている「上あん」。ほのかにシナモンが香るもちもちの生地と、きめ細かな自家製こしあんに、世代を超えてファンがいるのもうなずけます。
トングウではレトロパンだけでなく、日々新しいパンも作られています。例えば「岡山コッペ」は、学校給食の卸をしていたことから誕生したもので、岡山県産小麦100%で作るコッペパンは小麦の香りとふんわり食感が魅力。具材は鉄板やきそば、かにクリームタルタルなど約30種類のバリエーションがそろいます。
さらには、総社の食材を2種類以上使ったご当地ホットドッグ「総社ドッグ」、地元料亭の裏メニューであるカレーを使ったカレーパンなど、地域に根差したパンも魅力です。こうした柔軟な発想でパンと向き合う老舗の姿勢こそ、総社エリアにパンが根付く土壌となっているのかもしれません。
総社には老舗から実力店までさまざまなお店が集まっています。パティシエが営む「Patisserie Coa(パティスリーコア)」もそのひとつ。滋賀や東京の洋菓子店で10年ほど研鑽を積んだオーナー夫妻が、「パン好きの岡山の人のために」と、ケーキや焼き菓子と並んでパンも販売しています。発酵バターの風味を生かしたクロワッサン、クーベルチュールを使ったデニッシュなど、洋菓子と同じ材料で手がけるヴェノワズリーをぜひ味わってくださいね。
こちらを訪れたら、焼き菓子も見逃せません。使う素材は、国産小麦や発酵バター、地元・岡山の鶏卵など良質なものを厳選。その持ち味を引き出すように作られた焼き菓子は、ほろほろ食感が魅力のブールドネージュ、シナモン風味でサクサクとしたスペキュロスなど、バリエーション豊富にそろいます。お店の自信作が詰まったクッキーアソートBOXが特に人気です。
店内一角のショーケースには、コロンとかわいいケーキも販売しています。クリームの口どけ、スポンジの風味や食感など、丁寧に作られているのを実感します。常時10~15種類が登場するので、こちらもぜひチェックしてくださいね。
東総社駅から徒歩すぐの場所にある「INDUSTRY(インダストリー)」は、ハード系のパンを得意とする人気ブーランジェリー。工場だった建物をリノベーションした空間は、無機質とモダンが融合した独特の雰囲気です。
総社エリアには子供からお年寄りまでが集う町のパン屋さんなど、顔ぶれ豊かなベーカリーが集まっています。パンをめぐる、幸せな時間を総社エリアで味わってみませんか。

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