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キラキラのクリームソーダとレトロ雑貨に癒される下北沢の「喫茶ネグラ」

  • 2021年2月24日
  • ことりっぷ


アンティーク雑貨や古着屋、ユニークなカフェも多いことで知られる下北沢。再開発により生まれ変わった駅から徒歩3~4分の場所にある「喫茶ネグラ」は、20種類以上のクリームソーダを味わえる店。オーナーがコレクションしたアンティーク雑貨に囲まれ、懐かしい昭和の時代にタイムスリップした気分に浸れます。
カフェや雑貨店が並ぶ通りから奥まった場所にある「喫茶ネグラ」。少しわかりにくい場所にあるにもかかわらず、平日でも午前中から開店を待つ客さんが訪れています。
その佇まいはまさに昭和レトロそのもの。オーナーの古谷愛実(まなみ)さんはアンティークや古着が大好きで、高校生の頃から「好きなものを集めて、いつかは下北沢でお店をもちたい」と思いながらショップ巡りを楽しんでいたと言います。その夢が叶い、2017年3月にこの店をオープンしました。
懐かしい昭和の時代の喫茶店をイメージした店内を飾るのは、古谷さんが大切にコレクションしてきた雑貨類。食器のなかには、お祖母様の家の食器棚からお店の雰囲気に合うものを見つけ、譲り受けてきたものもあるそう。テーブル、椅子などの家具は、アンティークショップで探してきたもの。喫茶店、スナックで使われていたリサイクル家具や、どこかの物理学教室や化学教室で使われていた教室名入りの丸椅子もあります。
なかでもお気に入りは、イギリスの教会で使われていたチャーチチェア。「70~80年以上前のものらしく、ひび割れた個所もあるけれど、材質も造りもしっかりしていてすごく丈夫なんですよ」と古谷さん。バラバラの場所から集めてきた家具類がここでは不思議と調和していて、独特の温かな空気を醸しています。
お店をオープンするにあたり、「クリームソーダのメニューはマスト」と考えていた古谷さん。最初は定番のメロンソーダなど2~3種類からスタートしましたが、いろいろバリエーションを試しているうちにどんどん増えていき、一時期は30種類以上に。
「数が増え過ぎないよう期間限定メニューを加えながら、今の数に落ち着きました」
とはいえ、季節限定のメニューを加えれば20種類以上のクリームソーダやフロートメニューが並びます。可愛らしいピンク色の「桜のクリームソーダ」は春までの限定。トッピングに桜の花の塩漬けをのせてあり、一足早い春の気分と一緒に味わえます。
ほかにも、「ブラックチェリークリームソーダ」や「抹茶フロート」などが人気のメニュー。寒い日限定で「ホットクリームソーダ」が登場したり、下北沢恒例のフードイベント「カレーフェスティバル」が開かれる10月には、「カレークリームソーダ」がメニューに並ぶことも。どの季節に訪れても、新しい味に出合えます。
ランチタイムにおすすめのフードメニューは、ナポリタン、生姜焼き、ガパオライスなど。女性には、デザートとしても味わえる「チョコマシュマロトースト」が人気です。カリッと焼き上がったトーストの上でとろける、熱々のマシュマロとチョコレートがたまりません。やけどしないよう、注意しながら食べましょう。
店内にある雑貨類の一部は、販売もしています。看板メニューのクリームソーダをモチーフにした布バッグは、入荷するとすぐに売り切れてしまうほどの人気商品で、これからデザインのバリエーションを増やしていく予定とか。ヴィンテージ雑貨、古着もあり、気になるものが見つかったらスタッフに声を掛けてみて。
カップ類は古谷さんの大切なコレクションの一部ですが、実際にコーヒーや紅茶を入れて出してもらえるものもあるそうですよ。
ナポリタン、ガパオライスなどのフードメニューは、テイクアウトOK。現在、持ち帰りができるクリームソーダ用ボトルソーダも準備中です。
「クリームソーダって、テイクアウトができないでしょ。それが残念だったので、お店の味をおうちでも楽しんでもらいたくて、作ってみることにしました」と古谷さん。どんなビジュアルと味が登場するのか、今から楽しみです。

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