多くの甘味処やおみやげもの屋が軒を並べる京都・清水寺の参道。そのなかに、マーブル模様の抹茶レアチーズケーキが話題を呼んでいるカフェ「天」があります。口に含むとスーッと溶けるようななめらかな口当たりが魅力。作家もののすてきな器に盛りつけられた、見た目も美しいひと品をどうぞ。
「天」へは、産寧坂と清水道と五条坂、3つの参道が交わるポイントを目指して行きます。
「清水道」でバスを降り、参道の坂道を東へ10分弱。右手に五条坂との合流点が見えてくる辺りにあります。
店がオープンしたのは約20年前。西陣でもの作りをしている「羅工房」の直営店です。その工房で手作りした作品を販売し、来てくださったお客さんに、ほっとひと息ついてもらえる場を提供できれば･･････というのが店の始まりです。
抹茶レアチーズケーキのお皿に描かれたアーティスティックな模様は、目を楽しませるだけのものではありません。
「甘めが好きな方はグラニュー糖を、抹茶のほろ苦さが恋しいなら抹茶パウダーを付けてみてください。そして、意外に合うのがゴマ。独特の香ばしさがプラスされます」とお店の方が教えてくれました。
また、ドリンクが入った「カオコップ」は、天オリジナル。作家の山下透さんと天のコラボ作品です。店で使われている器やカトラリーは、ショップで購入することもできます。
もっと抹茶を感じたいなら、鮮やかな色味のテリーヌをどうぞ。
ホワイトチョコレートが溶かし込まれており、単に苦いだけではない芳醇な風味が醸し出されてます。付け合せのアイスも、なかなかのもの。
スイーツを堪能したら、ショップでおみやげ探しはいかがですか？
店内には、紙雑貨や布小物など職人さん仕込みの「Made in 京都」の品々が揃います。
おすすめは、金平糖が詰め込まれた京モチーフの小箱。カラフルでキュートな舞妓さんや清水寺などのイラストは、色ごとに型紙を変え、１色ずつ刷毛で色を摺り込んで仕上げていくのだそう。
こちらのカップは、作家の竹口 要さんによるもの。
シンプルなデザインで、長く使えそうなフォルムがすてき。このほかにも、お皿やお茶碗、スープカップなどが用意されているので、京都に来るたび、１アイテムずつ買い足していくのもおすすめです。
清水寺へのお参りのあとは、ぜひ「天」の甘いスイーツと心ときめく雑貨で癒されて。
