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日本家屋を改装した一軒家で、心も体も満たされる食事を/谷中「TAYORI」

  • 2020年11月24日
  • ことりっぷ


古い町並みと下町らしさが魅力の谷中にある「TAYORI(タヨリ)」は、生産者から届く新鮮な食材を使った定食が人気のごはん屋さんです。日本の旬のものをふんだんに使った定食は、さまざまな味を楽しめて風味豊か。店内には生産者に手紙を書くことができる「食の郵便局」というスペースもあり、おいしいものを通して、生産者と食べる人をつなぐお店です。
東京メトロ千代田線千駄木駅から徒歩5分。「夕やけだんだん」で知られる谷中銀座の、メイン通りから一本小路に入ったところにあるのが「TAYORI」です。目印は、郵便屋さんが描かれた青い看板。古い日本家屋を改装したという建物は情緒があり、入口まで敷石を踏みしめながら歩くごとに期待が高まります。
店名の「TAYORI」とは生産者から届く食材=「便り」のこと。可愛らしい郵便屋さんのロゴマークにも納得です。日本各地から届く季節感あふれる食材や調味料はバラエティに富み、生産者の思いが伝わってくるよう。お店ではこれらの素材の味や特徴を活かしたメニューを日々考えているそうで、行くたびに新しい味に出会えるかもしれません。
天井が高く開放感がある店内は、シックな色調で落ち着いた印象。手前にはテーブル席とカウンター席、奥には小上がりと中庭もあります。小上がりで靴をぬぎ畳でくつろぐのも、中庭で縁側に腰かけての食事も、ホッとひと息入れられる時間になりそうです。
カウンター上の黒板には季節のおすすめや日替わり定食のメニュー、さらには定食に使われている米の銘柄やお味噌汁のお味噌についての情報などが書かれています。
入口正面のガラスケースの中には、テイクアウトできる美味しそうなお惣菜がずらりと並び、ご近所の普段使いのお店として重宝されているそうです。
さまざまな味を楽しめるのが、営業中はいつでも注文ができる「TAYORI定食」です。選べるメイン料理に、副菜2品、冷奴、お漬物、地方のおいしいごはんと具沢山のお味噌汁がつく充実の内容です。
メイン料理の一番人気はアジフライ。肉厚のアジはボリュームがあり、衣がサクサク。白みそを加えたタルタルソースはコクがあり、刻んだたくあんの食感がアクセントになっています。
副菜は、ひじきと五穀の青じそドレッシング和えと、さつまいもの甘辛煮です(仕入れにより変更)。冷奴には豆乳ごまダレがかかり、小鉢だけでも酸味や甘さ、食感など多彩な味を楽しめます。
ドリンクには、果実感たっぷりな「季節のフルーツシロップ」はいかがですか? 飲み方はソーダ割り、お湯割りのどちらかを選べます。すっきりとソーダ割はもちろん、これからの季節にはお湯割りで温まるのもいいですね。
この日のラインナップは「スパイス梅」「洋梨とぶどう」「桃とデコポン」の3種。「桃とデコポン」のソーダ割は、桃のやさしい甘さとデコポンのほんのりとした苦みがさわやかです。
「TAYORI」ならではのコーナーが「食の郵便局」です。壁には生産者からのメッセージが貼られ、食材が愛情込めて作られていることを実感できます。一筆箋とインクの色を選べる万年筆も用意されているので、ぜひ食べた料理の感想を書いてみましょう。
素材を活かし、おいしさを引き出したメニューが魅力の「TAYORI」。季節ごとに、日本の味に出会うのも楽しみです。
心も体も満足の、ごはんの時間はいかがですか?

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