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食から考える「冷え」対策。中国人・台湾人女性から学ぶ体を温める方法

  • 2018年2月3日
  • AUTHORs JAPAN BEAUTY

女性の天敵、「冷え」対策していますか?

女性の天敵、「冷え」対策していますか?

寒い日がまだまだ続きます。
女性の天敵でもある「冷え」、皆さんどのような対策をされていらっしゃいますか?

中国や台湾の女性たちが行う、体を冷やさないための方法をいくつかご紹介します。

中国や台湾での食材の捉え方

中国や台湾での食材の捉え方

中国人や台湾人はモノを食べるとき、常に2つの面から食材を捉えています。
1つは「冷(涼)」と「熱」。別の言い方では「陰」と「陽」です。

体内が熱くなるとのぼせますよね。そういうときは「冷(涼)」の食材を食べます。梨や冬瓜などの瓜科の植物または、緑豆スープなど体を冷やす物を飲んでのぼせを取ります。逆に体が冷えれば「熱」の食材、生姜や羊肉など体を温める物を食べます。中国人女性も台湾人女性も月経時期は、冷たい飲み物は絶対に飲みません。お水は常温を好みます。

中国や台湾の伝統的な考え方では、食材を食べるときは人体の「冷」と「熱」のバランスに気にかけ、このバランスを保つことが重要だと考えます。

体力や体質の不足を補う「補」という考え方

体力や体質の不足を補う「補」という考え方

もう一つの捉え方として、体力や体質の不足を補う「補」(栄養補給)というものもあります。

例えば、薬膳料理の食材として皆さんに知られている朝鮮人参や冬虫夏草など。これらの食材は「元気」を補うといわれています。「元気」とは、体の中の基本的な「気」のことです。
他にもゴマやクルミは脳に良いとされ、大豆は肝臓に、ナツメは血液に良いと信じられています。

「進補」(栄養補給をすること)では、食べ物に限らず中医薬の材料もスープや鍋に入れることがあります。薬膳料理を思い浮かべると、しっくりくる方も多いのではないでしょうか。
これらの材料は「補品」「補薬」(栄養補助食品・薬材)とされ、中医薬の店やデパートで売られています。新年や祭日の際には、多くの中国人や台湾人がこの「補品」を土産に親戚や友人の家を訪ね、特に老人への贈り物にします。

食べ物で栄養を補うか、それとも薬で栄養を補うか?

食べ物で栄養を補うか、それとも薬で栄養を補うか?

日本には「医食同源」という言葉がありますが、それと同じの考え方で「薬より食べ物で栄養を補った方がいい」と言う人もいます。

最近の若い中国人も台湾人もタンパク質やビタミン、コラーゲンを摂取することを大切だと考えているようです。「冷」と「熱」、何を食べたら何を補うかを中国や台湾では祖母や母親から食育のひとつとして教育されています。

食べ物と薬の双方から、カラダの冷えを温め不足を補う

食べ物と薬の双方から、カラダの冷えを温め不足を補う

これらの考え方は、伝統的に健康法の基本として取り入れられてきました。

この冬、風邪をひかずに元気に過ごせるように、食材選びの際には「冷」と「熱」を意識してみるのも良いかもしれないですね!

美容コンサルタント/吉田郁子

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