
【管理栄養士が解説】手軽なコンビニエンスストアの朝ごはん。しかし、食べ方や選び方によっては、体重増加の原因になってしまうこともあります。今回は、ダイエット中にコンビニで朝ごはんを選ぶポイントやNG商品をご紹介します。
■Q. コンビニで朝ごはんを済ませがちです。太りやすくなる食べ物はありますか?
Q. 「最近忙しくて、朝はいつもコンビニで済ませています。つい菓子パンや総菜パンを選びがちですが、これって太りやすい原因になりますか? 健康的な朝食にしたいけれど、何を選べばいいか分かりません。」
■A. 菓子パンや総菜パンは太りやすい食事として要注意です。
コンビニで朝食を選ぶ際、菓子パンや総菜パンは太りやすい食品として注意が必要です。
菓子パンにはバターや砂糖、小麦粉が多く使われており、糖質と脂質が豊富で高カロリーです。2個以上食べると摂取カロリーが1000キロカロリーを超えることも……。菓子パンを食べると食後の血糖値が急激に上がりやすく、体に脂肪が蓄積されやすくなります。
総菜パンも同様に注意が必要です。具材に糖質が多く含まれており、糖質の過剰摂取につながります。また、ソーセージやハム、卵やツナが入っている総菜パンはタンパク質をとることができますが、食物繊維が不足してしまう商品です。総菜パンは高カロリーな割に、必要な栄養素がとれないものが多いため、注意してください。
朝食を選ぶ際は、糖質、タンパク質、食物繊維の3つの栄養素がとれる食品を選ぶことがポイントです。例えば、玄米やもち麦のおにぎり、全粒粉パンやライ麦パンのサンドイッチなどが推奨されます。これらの食品は血糖値の急上昇を防ぎ、太りにくい体作りに役立ちますよ。
▼岡田 明子プロフィール管理栄養士。特別養護老人ホームや病院での栄養指導・給食管理に携わったのち、2014年に一般社団法人NS Laboを設立。個々の生活習慣に合わせた的確な指導に定評があり、食事サポート実績は延べ1万人に及ぶ。『朝だから効く!ダイエットジュース』(池田書店)など著書多数。
岡田 明子(管理栄養士)