「整形中毒のピノキオ!?」“外見コンプレックス”に悩むコンカフェ嬢。整形を繰り返した鼻は高く伸び続け…/現代を生きる童話少女【作者に聞く】

マッチ売りの少女、白雪姫、シンデレラ…。真実の愛を求める乙女たちがたどりついたのは、現代の“かぶきタウン”だった!?

「インプレゾンビの初恋」など、時流を捉えた創作漫画をSNSに投稿し、多くの支持を集めているきたしま(@kazkitashima)さん。ウォーカープラスでは「現代を生きる童話少女」と題し、愛と嘘と欺瞞に満ちた令和流の“おとぎ話”をお届けする。

ホス狂・パパ活・整形・OD…。ネオン街で生きるプリンセスたちは、ハッピーエンドを掴み取れるのか？

今回は、「整形依存症」のピノキオの物語(前編)です。

――今回の主人公である整形依存症の少女「ぴの」は、ピノキオがモチーフのキャラクター。ピノキオのイメージとコンカフェ嬢のイメージを掛け合わせるうえで、工夫したところはありますか？

ピノキオは本来人間ではなく、特にフィクション性が強いキャラクターなので、コンセプトカフェが持っているどこかファンタジーで現実味がない世界観と馴染ませました。

――幼い頃から容姿に対するコンプレックスを抱えていたぴの。「整形依存症」について、きたしまさんの思いがあれば教えてください。

整形はどんどん技術が進化していて、コンプレックスに悩む方々を救っているのは素晴らしいのですが、過剰に煽り立てられて、結果後悔している人も知っているので…冷静なアドバイザーがいればそういうことは防げるのになと思いつつ、他人が言えることはないのかなとも思っています。

――整形外科医・ジョンの操り人形になっているぴのの姿にゾクッとしました。この構図を思いついたきっかけはありますか？

何かしらの依存症の人って、もう周囲が助言しても、強い気持ちを持てと言われても止められない状態なので、自分の体が言うことを聞かなくなる操り人形のイメージがすぐに浮かびました。

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