
「新しいバイト連れてきました」イケメン店員と喫茶店に現れたのは…3羽のペンギン⁉︎ / 画像提供:世禕さん
世禕(@MocHizuki_sei)さんは書籍「ペンギン喫茶は今日も青天」を発売し、X(旧Twitter)のフォロワー数は8.7万人(2025年2月7日現在)の人気漫画家だ。喫茶店でペンギンがバイトを始めることから物語が始まり、美しいイラストがなんとも魅力的で作品に引き込まれてゆく。本作を描いた経緯や裏話などについて、世禕(@MocHizuki_sei)さんにインタビューした。
■ペンギンの可愛さとキャラクターのカッコよさが伝わるように意識した
「ペンギン喫茶は今日も青天」1-1 / 画像提供:世禕さん
新しいバイトを連れて来たのだが…!? 1-2「ペンギン喫茶は今日も青天」 / 画像提供:世禕さん
1-3 / 画像提供:世禕さん
作者の世禕さんが本作を描こうと思ったきっかけは、「担当編集さんにお声がけいただいたことだと思います。もともとペンギンと男子をモチーフとしたイラスト作品を描き続けていて、イラストだけでなくショートアニメーションにも挑戦していたこともあり、彼らの関係性を、解像度を上げて届けたいと思っていたので、絶好のタイミングでお声がけいただきました」と教えてくれた。
カフェのバイトをペンギンにした理由について聞いてみると、世禕さんは「もともとペンギンと男子のイラスト作品を制作していて、その1つの世界線で男子がカフェ店員なら、ということでペンギンがお手伝いに来るイラストや、お客さんとなって来店するアニメーションを制作していました。今回はその延長線ということで、バイト君が新しい店員としてペンギンを連れてくる、といったストーリーを考えました」と明かしてくれた。
本作を制作する際に、世禕さんが工夫した点は「ペンギンたちの可愛さと、バイト君や店長などキャラクターたちのカッコよさがどちらも伝わる内容になるように意識しています。特にペンギンたちはビジュアルが基本的に同じなので、性格や行動、反応でそれぞれの特徴が現れるようなリアクションになるようにしています」と教えてくれた。
世禕さんは、「ペン喫ではまだ回収していない伏線があるのでそこまでは彼らの話を描いていきたいと思っています。個人的に少し重い話が好きなので、趣味の方で音楽を題材にしたお話や以前寄稿で制作した漫画の続きを描いていきたいです」と、今後の予定について教えてくれた。世禕さんの今後の活躍に注目だ。
取材協力:世禕(@MocHizuki_sei)