VRChatやVRゲームを楽しむ野森ノケ(@nomori_noke)さんが描いた「VR睡眠で不眠が緩和された話」。VR空間で寝ることで睡眠の質が改善されるという、自身の体験談を漫画にした作品だ。眠るためにバーチャル空間へ向かうという同作は、Xに投稿されると1.9万いいねが集まるとともに「これはいいぞ」「最強兵器」など、多くの共感を集め話題になっている。
■非現実世界での睡眠がもたらす安眠効果とは?
みなさんは「VR睡眠」というものをご存じだろうか。「VR睡眠」とは、専用のVRゴーグルをつけ、バーチャル世界を目の前に映したまま、ただ眠るだけというものである。
「VR睡眠で不眠が緩和された話」は、そんな非現実世界での睡眠がもたらした効果について描かれており、その意外性から1.9万いいねという多くの反響を呼んだ。作者である野森ノケさんは「VRヘッドセットをつけたまま寝るVR睡眠は眠りも浅く、あまり健康にいいとは言えないかもしれないのですが、こんな世界や方法もあるんだということをいろいろな方に知っていただけてうれしかったです」と話す。
VRChatやVRゲームの魅力について、「なりたい姿になって、現実ではあり得ない世界にも実際に入り込んで体験できるところ」だと教えてくれた野森ノケさん。仕事への不安などから不眠が続いていたころ、先輩から「VR睡眠」のよさを教えてもらったのだそう。
いざ挑戦してみると仕事の悪夢にうなされることもないうえに、目覚めた瞬間から眼前に「かわいい」が飛び込んできて元気が湧いてくる…!バーチャルの世界を見ながら眠ることで心理的不安が緩和され、結果的に不眠が解消されたというのだから驚きである。
おもに日常漫画を描いている野森ノケさんは、「日常生活の中で自分が思ったことや感じたことが、読んでくださった方にわかりやすく伝わるよう意識しています」とこだわりの描き方についても教えてくれた。読者の共感を誘う、野森ノケさんの今後の作品にも注目したい。
取材協力:野森ノケ(@nomori_noke)