
20代のリアルな恋愛を描くヤチナツ(@11yc4)さんの漫画『20時過ぎの報告会』が、SNSを中心に多くの女性の共感を集めている。今回はその中から、付き合っている自分よりも男友達を優先する彼氏に寂しさを感じながらも、“面倒な女”と思われたくない一心で我慢を続けてしまう女性を描いたエピソード「考え方が2番目」を紹介。併せて、ヤチナツさん本人にも本作について話を伺った。
■彼氏が欲しくて動き回っている時に溜まったストレスの発散?
恋に奔放なようで臆病な一面を持つ「こはる」、穏やかで優しいがしたたかさもある“気づかい屋”の「りさこ」、理性的で空気を読みすぎるあまり悩む「きみ」という、それぞれに特徴を持つ女性たちの恋愛模様をリアルに描く本作。
――本作を描いたきっかけを教えてください。
【ヤチナツ】社会人2年目くらいで彼氏が欲しくて、むやみに動き回っている時に溜まったストレスの発散と、発見を共有したかったために描き始めました。当初はエッセイ漫画にすると感じが悪い内容ばかりだったので、フィクションという体裁を作りました。今ではすっかりフィクションです。
――巧みな心理描写を生み出せる理由は?
【ヤチナツ】私自身がそれぞれの内面の機微に興味があり、またその内面の機微を細かく話し合える友達がいるので、作品に生かされているんだと思います。
取材協力:ヤチナツ(@11yc4)