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浜松・鴨江に鯛めしおにぎり専門店 常時20種類用意、うなぎおにぎりも

  • 2025年6月9日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 おにぎり専門店「鯛(たい)めしおにぎり たわらや」(浜松市中央区鴨江)が5月27日、オープンした。(浜松経済新聞)

 おにぎり「鯛めしエビ天」

 ほぐしたタイの身を混ぜ込んだ炊き込みごはんにさまざまな具材を入れた「鯛めしおにぎり」を提供する同店。店主は、ウナギ料理専門店「浜名湖うなぎ だいだら」(中央区)も運営する伊藤達也さん。「だいだら」では、お吸い物のだしを取るために仕入れたタイのあらをまかない料理に使ってきた。脂がのったタイのアラを、リーズナブルな価格で楽しんでもらおうと、鯛めしおにぎりを看板メニューに据えた専門店の開店を決めたという。伊藤さんは「食材を最後まで使い切るという点で食品ロスの削減につながり、SDGsにも貢献できる」と話す。

 店舗面積は約15坪。席数は、テーブル席6席、テラス席2席。テイクアウト販売と店内飲食にも対応する。店の内装には木材をふんだんに使い、メニューの木札は伊藤さん自ら筆で手書きするなど、温かみのある雰囲気に仕上げた。壁面には浜松の伝統的な織物「遠州綿紬(めんつむぎ)」の生地を額に入れて飾り、アットホームな空間を演出した。

 おにぎりに使う米は、国産玄米を七分づきに精米する。伊藤さんによると、七分づきは米を覆うぬか層と胚芽の七割を削り胚芽の一部を残すため、白米より栄養価が高く風味も豊かという。おにぎりは米俵をイメージし、約120グラムのごはんを俵型に握る。のりは浜名湖産の青のりと黒のりをブレンドした「ぶちのり」を使う。

 おにぎりは、常時20種類以上を用意。鯛めしの上にだし巻き卵と浜名湖産ウナギのかば焼きを載せた「うなたまおにぎり」(600円)、めんたいことクリームチーズを合わせた「鯛めしめんたいクリームチーズ」(420円)、のりの代わりにとろろ昆布をまぶした「鯛めし昆布巻き」(300円)など、多彩なメニューをそろえる。田中農園(周智郡)のトウモロコシ「森のしずく」の天ぷらのおにぎり(420円)も期間限定で販売する。「タイのほか、ニンジンやゴボウを炊き込んだごはんに具材を重ねることで多くの品目が取れるので、栄養価も高まる」と伊藤さん。このほか、「あら汁」(380円)や「だし巻き卵」(500円)などの総菜も販売する。

 今後は鯛めしを使った弁当の販売も予定しているという。伊藤さんは「これまでにない『おにぎり体験』を提供したい。おめでたい食べ物のイメージが強いタイを、日常的に食べやすいおにぎりとして提供することで、手軽に特別感を味わってもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~16時。月曜定休。土曜・日曜の営業は不規則となるため、インスタグラムで告知する。駐車場は8台分を用意する。

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