冷凍庫の中でいつの間にかたまってしまう「保冷剤」。そのまま捨ててしまうのは忍びない…かと言って何に使えばいいのやら…。そんな時に発見したのが警視庁警備部災害対策課のX(旧Twitter)で紹介されていたこの方法。いざというときに役立ちますよ♪
まずはカチカチに凍っている保冷剤を室温に戻します。
溶けた保冷剤の袋を開け、溶けて柔らかくなった中身をコーヒーフィルターに取り出します。
ティースプーン1杯くらいの塩をふりかけ、かきまぜます。
かきまぜたら一瞬でこんな状態に。かなり水っぽくなってきました!
コーヒーフィルターでろ過します。しばらくすると、固めのジェル状のものが残るので…
これをかき集めて、乾いたキッチンペーパーの上に置き、1日ほど置いておけば準備は完了です。
この物体の正体は「高吸水ポリマー」。警視庁警備部防災対策課によると、この乾燥させて取り出した高吸水ポリマーを使えば、災害時などに便利な「簡易トイレの凝固剤」になるとのこと。
高い吸水能力を持った物質で、一度吸水された水はほとんど外に出ません。市販品では紙おむつやナプキンなどの衛生用品をはじめ幅広い分野で使用されています。
せっかくなのでこの乾燥させて取り出した高吸水性ポリマーを少量の水に再び混ぜたところ…
また水を吸ってジェル状になりました。このように、乾燥させた保冷剤を排水口やトイレに流すと水分を吸って膨張し、詰まる原因になるので、流さないようにしましょう(ジェル状の保冷剤の中身や簡易トイレの凝固剤として使用した場合も同様です)。
いざという時に役立つので、ぜひ覚えていてくださいね♪
撮影・文/JUNKO ※暮らしニスタの記事を再編集して配信しています。