こんにちは。家事コツ研究員のFumiです。油性ペンって、かすれたらどうしていますか?わが家では、捨てどきがわからずに溜めたり、気まぐれに捨てたり…。でも先日、あるTV番組で、カスカスになって書けなくなった油性ペンを復活させる方法が紹介されていたんです。そこでこの機会に、油性ペンを復活させて大事に使う方法を調べてみました♪
私が観たTV番組は『今夜はナゾトレ』(2024年12月10日放送)。こちらの番組によると、油性ペンが書けなくなったとき、ある方法で解決できるかもしれないそうなのです。その方法とは…。
除光液にペン先をしばらく浸すだけ!
番組の解説によると、除光液に含まれる「アセトン」という成分が、乾いて固まったペン先のインクを溶かすそうです。なので、「ノンアセトン」ではない、アセトン入りの除光液を使うのが大事です。
試しに、わが家にあった、かすれ気味のブラック油性ペン。これを除光液に10分ほど浸し、線を書くと…。
えーーーっ?!期待以上です!!上写真の波線2本のうち、下が元のもので、上が除光液に浸してから書いたもの。くっきり濃くなり、描き心地もスルスル気持ちよく、明らかに変化しました!
ちなみに、除光液に浸すときはペンのキャップやペットボトルキャップに液を入れる人が多いみたい。浸す間、ペンを立てかけられるようにしておけば、放ったらかしにできますよ。
油性ペンって、少しのケアでこんなに元気になるのですね! せっかくなので、ほかの方法も試してみました♪
ぺんてる株式会社さん公式サイトによると、油性ペンがかすれる原因は主に3つで、インキの消耗、ペン先の乾燥、故障。このうち、ペン先の乾燥が原因なら、ケアできる可能性アリです。
今回は、カスカスに乾燥したグリーン油性ペンで、噂に聞いた4つの方法を試してみました。
1.ドライヤーの熱風をしばらくあてる
2.お湯にしばらく浸す(除光液のときと同様)
3.消毒用アルコールにしばらく浸す(除光液のときと同様)
4.ゆっくりな速度で丸書きを繰り返す(ぺんてる株式会社公式サイトより)
まず、1~3の順に試すと、結果は上写真のとおり。一番上が元のペンの線。その下の3本はどれも残念な結果で、どんどん悪化しているような(泣)。
続く4は「キャップをした状態で数時間~1日程度放置」してから、丸書きを繰り返すと成功しやすいそうなので、その通りにやってみると…。
これもダメでした。うううっ。最後にダメ元で、ここまで悪化しちゃった油性ペンに、先述の除光液ワザを試してみました。すると…、
なんと復活したんですよ!!除光液、スゴすぎ。
ペンがまだ使えるのか、使えないのか?除光液のおかげで、そんな「ペンの見極め」ができる気さえしてきました。
最後に、ペンの断捨離にもトライしました。実は、ペンには使用の推奨期間もあるそうです。
ゼブラ株式会社さん公式サイトによると、ペンは「食品のように消費期限は設けていません」としつつ、「インクは年月の経過とともに変質・劣化」するので、なるべく「2~3年以内に使い切って」とのこと。
わが家は上写真のように、ペンをわんさか溜め気味。このケース内のペンのうち、古いペンと、今回の油性ペン復活ワザが通用しなかったペンを思い切って捨ててみました。すると、ペン入れがスッキリ!
除光液ワザを試しても復活しなければ、「ペンの寿命」ととらえて諦めやすいです。もし、「かすれたペン、どうしようかな」「古いペンの捨てどきがわからないよ~」ということがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
写真・文/北浦芙三子