こんにちは、家事コツ研究員のヨネダです。ニットを着用中、つい引っかけて「残念なほつれ」ができてしまうことがありますよね。このほつれ、針と糸だけで簡単に直すことができますよ。さっそくやり方をご説明します!
使うものは、糸を通した針だけ。
糸は最終的に残らないので、何色を使ってもOKです。
玉結びもしなくて大丈夫ですよ~。
ほつれのある生地に針を刺します。
このとき、針の先端ではなく「針のおしり」のほうを刺すのがポイントです。
針を刺したら、糸を1本引き出します。
引き出した糸で輪っかをつくり、ほつれた部分を輪っかの穴に通します。
輪っかはしっかり通さなくてもOK。なんとなく引っかかったかな?くらいで大丈夫です。
ほつれた部分を指でおさえ、針と糸を引き抜きます。
これで完成!
…と言いたいところですが、親指の先のところにまだほつれが残っているのが見えます。
その場合は、もう一度糸を引っかけて引き抜いてみましょう。
こちらが2回試したあとのニット。
ぴょこんと出ていたほつれは、どこにも見当たりません。
短めのほつれなら1回、長めのほつれなら2~3回やると解消できますよ。
生地を裏返しにしなくても補修できるので、お裁縫ビギナーの私でもやりやすかったです♪
実はこの方法、ニット以外の衣類にも使えます!
こちらはポリエステル素材のズボン。ほつれて糸がピンと出ています。
目の細かい生地を直すときは、細い針と糸を使いましょう。
針のおしりのほうを刺し、ほつれに糸の輪っかを巻きつけます。
ポリエステルやジャージのような目の細かい生地でも、細い針を使えば、おしりのほうから力を入れずに刺すことができますよ。
ゆっくり糸を引き抜きます。
今度は1回でほつれが消えました!
ほつれが発生しがちな子どものジャージやパーカも、これからはキレイに補修できそうです♡
以上、衣類のほつれをおうちでカンタンに直す方法をお伝えしました。
衣類のほかに、バッグや小物にも使えますよ。アイテムのほつれが気になるときは、ぜひやってみてください!
撮影・文/米田モック