こんにちは。家事コツ研究員のFumiです。
先日、マルシェで出店していたオシャレなお姉さんに、壁収納術を教わりました。『マジックテープ』の商品名でよく知られる『面ファスナー』を使って壁に貼り付けるというもの。
「作品にも壁にも傷がつきにくい」と、アートの展示会などでもこの方法が今、人気なのだとか。
探してみると、壁収納用として売られている面ファスナーもたくさんありました。この収納方法、じわじわと知られ始めているのかも!
私も「アレもコレも壁収納できる?!」と挑戦してみたくて、いろいろ試してみました♪
では、私が聞いた壁収納方法を再現してみます。まず100均やホームセンターなどで接着タイプの面ファスナーを入手。
面ファスナーは『マジックテープ(R)』『ファスナーテープ』などの商品名で売られていることも。ベリベリベリと脱着が繰り返しできる、あのテープです。
私はDaisoで接着タイプの面ファスナーを購入。「2.5cm×30cm」「5cm×15cm」の2サイズ、それぞれ白・黒がありました。各110円です。
ホームセンターのカインズでは、「貼って剝がせる」タイプ548円(10cm×10cm)もありました。ほか、接着タイプの面ファスナー118円(2.5cm×15cm)と378円(10cm×15cm)を購入。こちらもそれぞれ白・黒色あり。
あとは、壁にテープ片面をギュッと貼って、対になるテープを収納物にしっかり貼り、ペア同士をくっ付けるだけで完成です!
この通り、壁に穴をあけることなく、額に入れた子どもの作品を飾ることができました。
ただ、貼って1週間試したところ、コツがいくつかあることが判明!
壁を守ったり、貼る場所や面ファスナーの種類などにより頑丈さが違ったりするためです。箇条書きにしてみますと…
①商品の注意書きは守るのが大前提(例:ビニール系クロス張りの壁や皮革には不向き)
②まずは剥がれても問題ない場所や物で試すのがおすすめ!
③接着面の接着力はかなり強い。貼り方次第で、わりと重い物も収納OK。
④いつかは剥がす予定なら、壁に糊跡が残りにくい「貼って剥がせる」タイプを使う。
⑤面ファスナーはなるべく広く貼る。(私は最初ケチってしまい、何度か失敗しました…)
ちなみに、わが家の室内はビニール系クロス張りの壁ばかり。
どうにか貼れないか、と悪あがきしてみました。壁や物に養生テープを貼ってから面ファスナーを貼って収納すると、ほんの数時間で養生テープごと壁から剥がれてしまったことも。
試した結果、引っ張る力を分散させるべく、面ファスナーはなるべく広く貼ることで収納できた物もありました。
では、わが家で1週間、この壁収納を試して便利だった実例をご紹介します!
収納した物はポスター、ティッシュBOXなど。さらに、かまぼこ板と組み合わせて、飾り棚にすることにも挑戦してみました。
【使用した物】100均の接着タイプ面ファスナー6枚(各約2.5cm×5cm)
ポスターはコルクボードと合計で約880g、大きさ58cm×39cm。クロス張りの壁では失敗しましたが、窓に貼ってみると1週間無事なまま。壁に押しピンなどで飾るよりも、フラットに美しく飾れるのが◎。
【使用した物】貼って剥がせる面ファスナー5枚(約5cm×5cm)
子どもの作品は額との合計で重さ約580g、大きさ約42cm×30cm。クロス貼りの壁なので、最初は養生テープを下張りしてセット。すると2時間半で剥がれてしまいました(泣)。
そこで、養生テープはなしで、直接壁に貼る方法にしたところキープできました! 1週間後に剥がしてみたら、糊跡もなし。(※ビニール系素材への使用は推奨されていないので、クロス張りの壁に貼る場合は自己責任でお願いします!)
【使用した物】養生テープ、100均の接着タイプ面ファスナー1枚(約5cm×7.5cm)、ホームセンターの接着タイプ面ファスナー1枚(10cm×15cm)
合皮カバーにくるんだティッシュBOX。こちらは養生テープを下地として壁に貼り、ほぼ全面に面ファスナーを貼ることで壁に留まらせることに成功!ティッシュを時々引き出して使っています。
【使用した物】…貼って剥がせる面ファスナー約2.5cm×2.5cm(2枚)
ホコリを取る掃除用ブラシは120gと軽量。テレビ裏に直接貼って、日々のお掃除に。よく使うので衝撃を受けやすいかも?心配でしたが、1週間使っても余裕です。面ファスナーの粘着力の強さを実感!
【使用した物】養生テープ、100均の接着タイプ面ファスナー1枚(約2.5cm×7.5cm)
かまぼこ板との組み合わせで飾り棚に。窓でも養生テープを下地にしましたが、1週間たっても取れることはありませんでした!上にのせたのはボール型フィギュア約10gとカレンダー1枚。今後は写真を飾りたいです♪
マジックテープを壁収納に使うなら「リモコンなど収納場所からくり返し取り外して使うものがいいかな?」と予想していました。
でも試してみると、日々「取り外したい」物って、我が家ではあまりなかったんです(笑)。
それよりもメリットを感じたのはディスプレイ。壁にフラットに飾れて、壁に穴を開けずに済むのがよかった!
ビニール系のクロス張り壁には不向きなのがちょっと残念ですが、今後さらに研究して、上手に自宅に使っていきたいです。もし、壁収納やディスプレイをすることがあれば、ぜひ一度検討してみてくださいね♪
写真・文/北浦芙三子