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Claudeにウェブ検索機能! AIアシスタントの実力を検証してみた

  • 2025年6月3日
  • Gizmodo Japan

Claudeにウェブ検索機能! AIアシスタントの実力を検証してみた
Image: Anthropic

Lifehacker 2025年5月18日掲載の記事より転載

最新のニュース見出しやガジェットの最新価格を調べるために、Claudeがオンライン情報を検索できるようになりました。

「ウェブ検索機能によって、Claudeは最新のイベントや情報にアクセスできます。最新データが求められるタスクにおいて、精度が向上するのです」と開発元であるAnthropicは説明しています。

この機能は有料プランではすでに利用でき、無料ユーザー向けにも「まもなく」提供される予定です。

ウェブ検索はAIモデルにとって別種のチャレンジです。

トレーニングデータとして組み込まれた情報ではなく、公開されたウェブ上のコンテンツを評価し、選別する能力が試されるからです。

以下では、Claudeのウェブ検索の使い心地や、Google Gemini、ChatGPTとの比較を見ていきましょう。

Claudeでウェブ検索を使う方法

Web 検索機能を有効にしましょう!

Claudeにインターネット検索を使わせたいときは、まずWeb検索機能を有効にする必要があります。

画面下のプロンプト入力欄にあるスライダーのアイコンをクリックし、「Web search(ウェブ検索)」のスイッチをオンにしましょう。

この設定を有効にすると、Claudeは質問の内容に応じて、必要と判断した場合に自動でインターネットから最新情報を参照するようになります。

ただし、「必ずウェブ検索を使ってほしい」という場合は、プロンプトに「ウェブで検索して」などの一言を添えると、より確実です。

ただし、問題点も指摘されています。これらのAIボットが本当に信頼できるのか、そしてもし人間がネット上でコンテンツを公開するインセンティブが失われた場合、AIはどこから情報を得るのか、といった懸念です。

最新ニュースをチェックしてみる

現在のテクノロジーニュースをピックアップします。

筆者は日頃からテックニュースをチェックしていますが、Claudeが提示した結果はなかなか優秀でした。

ほとんどの情報は新しく、内容も質問に対して的確。ただし、提示されたリンクは個別の記事ではなく、ニュースサイトのトップページが多かったのはやや残念な点です。

同様の実験をGeminiでも行ってみたところ、精度はClaudeとほぼ同じ。しかし、Geminiは個別の記事ページへのリンクを示してくれるため、その点は使い勝手が良いと感じました。

一方、ChatGPTは、筆者にとって信頼と関心度の高いテックニュースを返してくれるという点では、他の2つと比較するとやや劣っていた印象です(もっとも、どのメディアを「尊敬すべき」とみなすかは主観的ではあります)。

それでも、完全に的外れというわけではありませんでしたが、個人的にはClaudeとGeminiのほうが好みでした。

オンラインで事実確認

クロードさんは映画に詳しいです...というか、Wikipedia で調べることを知っています。

Claudeは映画にとても詳しい……というより、Wikipediaなどの情報源をうまく活用して調べてくれます。

今回は、映画に関する事実確認として「映画『カッコーの巣の上で』が受賞したアカデミー賞はいくつ?」という、すでに答えが分かっている質問を投げかけてみました。

Claudeは、正確な受賞数と受賞年を答えるだけでなく、この作品がアカデミー賞主要5部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞)をすべて受賞した史上3作目の映画であることも丁寧に解説してくれました。

Geminiも同様に正しい情報と“五冠”にまつわる背景を紹介してくれました。参考にしていた情報源は、Wikipediaやアカデミー賞の公式サイトに加えて、YouTubeなども含まれており、Claudeよりやや多様な印象です。

AIを使ったショッピング体験

クロードはウェブでのショッピングにはあまり役に立ちません。

自分に合った商品を探すのは人間の得意分野ですが、AIはインターネット上のレビューや意見を収集・要約し、わかりやすい形で提示してくれる“スマートなショッピングアシスタント”として活躍が期待されます。

そこで今回は、「スポーツや映画をテーマにした、ちょっと変わったプレゼントを探して」という条件で、Claude・ChatGPT・Geminiにそれぞれお願いしてみました。

Claude

検索自体は行ったものの、提示されたのは一般的なギフト記事やショッピングサイトのトップページなどで、肝心の「自分向けでユニークな提案」という点では今ひとつ。

キーワードから広く拾ってきた印象で、パーソナライズ性は低めです。リンクもやや曖昧で、実際の商品ページにはたどり着きにくいことがありました。

Gemini

Claudeよりは的確なリンクを提示してくれましたが、提案される商品の内容そのものはやや定番寄り。情報源としてYouTubeやレビューサイトなども参照しているようで、調査範囲は広めです。ユニークさという点ではやや物足りないものの、信頼性は高い印象でした。

ChatGPT(ウェブアクセス有効時)

最も実用的だったのがChatGPT。提案されるギフトは具体的かつユニークで、リンクも個別の商品ページに直接飛べるものばかり。

会話を重ねる中で、「予算」「好み」「贈る相手」などに応じて柔軟に提案内容を調整してくれる点が、ほかの2つより優れていると感じました。

まとめ:ウェブ検索はまだ発展途上

どのAIにとっても、ウェブ検索機能はまだ「発展途上」といえます。

場合によっては従来のGoogle検索より便利な結果が得られることもある一方、そうでない場合もあり、どこまでこれらのボットの回答を信頼してよいかという問題は常につきまといます。

結局は、AIが参照したオリジナルソースを自分で確認するのが、確実な方法だといえるでしょう。

Claude 3.7 Sonnet登場!何ができるようになった?便利な使い方は? | ライフハッカー・ジャパン 仕事も暮らしも「Do everything better. 全部うまくやる」ための実践的なアイディアとヒントをお届け。ライフハッカー・ジャパンが、変化の時代の効率的な働き方や最新テクノロジー活用術、スマートな暮らし方を提案します。 https://www.lifehacker.jp/article/2502_claude_37_sonnet/ 文章メインで活用するならClaudeでしょ!私がChatGPTよりもClaudeを使う6つの理由 | ライフハッカー・ジャパン ChatGPTよりもClaudeの方がAIアシスタントとして優秀?どこがどう使えるのがご紹介します。 https://www.lifehacker.jp/article/2504-reasons-use-claude-instead-of-chatgpt/

著者:David Nield
翻訳:ライフハッカー・ジャパン編集部
Image: Anthropic
Source: Claude

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