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アシストついでに荷運びもする縁の下の力持ち。
電動アシスト自転車は少ない力で漕げるからラクですが、買い替えるほど困っていない人は多いと思います。ロード系やMTBなど、車体の軽さが大事なタイプだってありますからね。ですが世の中にはモーターを後付けし、好きな時に電アシ化できるデバイスがいくつもあります。どれもコンパクトでお手軽なのが良い感じなのですが…?
イギリスのMicro Mobility Labsが作ったのは、14インチの車輪+荷台+モーターが一体化した電動アシスト・カーゴのユニット「CONVOY」という変わりダネ。小型化とは真逆の発想で、モーターの力で大荷物まで運んじゃおうというアイデアです。
合体・分離はたったの3秒というクイックさ! もし電動カーゴバイクを買うと、デカいので駐輪スペースの確保が大変。「CONVOY」ならどんな自転車にも適合でき、使わない時は立てれば玄関先に置いておくことも可能です。荷台だけでなく、テールランプも追加できるため安全性が高まりますね。
Image: Micro Mobility Labs Ltd.スマホアプリからはアシストのレベル調節や、充電残量、走行距離、盗難防止ロック、それにどれだけCO2削減に貢献したかも確認ができます。
「CONVOY」の車輪には250Wのハブモーターが統合され、前輪のコーナリングに合わせて左右に舵を切るスマートさです。全長が長くなっても、取り扱いやすい操作性。走行距離はフル充電で30kmを走りますが、最高時速は25km/hと日本での公道走行は不可となります。
「子供や荷物を運ぶ時だけアシストが欲しい」、「カーゴはデカすぎて置けない」という合体メカ好きさんに刺さりますね。6月から欧州にて、2,200ユーロ(約36万円)で発売予定。
これまで見たのは、シートポストに取り付けて後輪をアシストするLIVALL「PikaBoost」や、後輪に取り付けたディスクを回す装置「Skarper」、前輪に挟むだけのお手軽キット「CLIP」、前輪交換とモバイルバッテリー装着でeバイク化ができる「Swytch Kit」など、外して持ち運べるタイプばかりでした。
だけど「CONVOY」はあえて小型化せず、大きな筐体をカーゴに活用する初めてのタイプかと思います。ロケットのブースターみたいで面白い発想です。
Source: vimeo, Micro Mobility Labs Ltd. via NEW ATLAS