
【管理栄養士が解説】おやつは気分転換にも最適な「心の栄養」です。仕事中に頭が働かないと感じたときは、軽く食べられるおやつを少し口にしてみましょう。おすすめのおやつをご紹介します。
■Q. 仕事中、疲れて頭が働きません。おすすめのおやつはないでしょうか?
Q. 「仕事中、どうしても集中力が切れてしまい、ついコーヒーばかり飲んでしまいます。でもそれだけでは疲れが取れず……。罪悪感なく食べられて、頭がスッキリするようなおやつはないでしょうか?」
■A. 仕事中のおやつなら、ナッツや干し芋などを取り入れてみましょう
疲れて頭が働かないからといって、あまりにコーヒーを飲み過ぎるのは体によくありません。適量のおやつを取り入れるのは、おすすめです。気分転換と疲労回復が期待できます。
まず、仕事中に常備しやすいものとして、「ナッツ類」「干し芋」「チョコレート」が挙げられます。ナッツや干し芋は腹持ちがよい点も魅力です。ナッツには食物繊維やミネラル、干し芋にはビタミンが豊富に含まれています。
チョコレートは適度に糖分を含むので、一時的に集中力を高めるのに役立つカンフル作用もあります。いずれもカロリーは高めですので、食べ過ぎには注意が必要ですが、少しつまむおやつとしてはおすすめです。
また、コンビニで手に入る「カットフルーツ」「ヨーグルト」「スナックバー」などもいいでしょう。フルーツやヨーグルトはビタミンやカルシウムを補えるうえ、心を癒す甘さがあります。スナックバーは常温保存可能で、災害時の備えにもなり、非常に便利です。
おやつには「心の栄養」としての役割もあります。疲れたときの気分転換に適していますので、量や頻度はうまく調整しながら、楽しんでみてください。
▼平井 千里プロフィールメタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。
平井 千里(管理栄養士)