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「CIGS太陽電池」 Q&A解説

読み:
しーあいじーえすたいようでんち
英名:
CIGS Solar Cells
  • Q: CIGS太陽電池以外の薄膜太陽電池は?
    CIGS太陽電池以外の薄膜太陽電池の種類を教えてほしい。

    A: CIGS太陽電池は、銅、インジウム、ガリウム、セレンという4種類の元素を原材料とする薄膜太陽電池だ。似たようなものに、銅、インジウム、セレンの3元素から成るCIS太陽電池や、テルル化カドミウムを使ったCdTe太陽電池がある。また、シリコンを基板上に薄く塗った薄膜シリコン太陽電池は最も実用化が進んでいる。このほかに、シリコンや化合物の代わりに有機物を使う有機系太陽電池もあり、有機色素により電気をつくる色素増感太陽電池と、有機薄膜半導体を組み合わせた有機薄膜太陽電池の2種類の開発が進められている。

  • Q: CZTS太陽電池ってCIGSと何が違うの?
    「CZTS太陽電池」という新しい電池が開発されたそうだが、CIGS太陽電池と何が違うのだろうか。

    A: CZTS太陽電池は、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn=英語で「Tin」)、硫黄(S)の4元素を原材料に用いた薄膜太陽電池だ。CIGS太陽電池やCIS太陽電池との違いは、インジウム(In)やガリウム(Ga)を使用していない点だ。これらの元素は希少金属であるため、資源的な制約が生じる可能性が常にある。これに対して、亜鉛や硫黄は地球上に豊富に存在しており、資源の乏しい日本でも生産に窮することが無いのが最大のメリットだ。同様に、銅、インジウム、ガリウム、セレンを用いるCuGaSe2太陽電池の開発も進みつつある。

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