サイト内
ウェブ

「ソーラーパネル」 Q&A解説

読み:
そーらーぱねる
英名:
Solar Panel
  • Q: ソーラーパネルは一般家庭にも設置できるの?
    ソーラーパネルによる太陽光発電は一般の家庭でも行うことができるのだろうか?

    A: ソーラーパネルは、太陽光発電に用いる太陽電池を複数接続した板であり、太陽光発電システムは、ソーラーパネルと、そこから得た電気を直流から交流に変えるインバータなどで構成される。日本は実用化のための技術開発に力を入れ、家庭用電源として普及した。導入実績は、2003年度末で約86万kW、2010年度の目標値は約482万kWだ。太陽光発電を設置する家庭は全国で約25万件あるともいわれる。住宅の屋根に約24m2から30m2の面積のソーラーパネルを設置すると、1年間で3200kWh程度の電力が得られ、全使用電力の7割をまかなうことができ、石油に換算すると約900リットルの節約につながる。住宅向けの助成制度としては、かつて、新エネルギー財団(NEF)が住宅用太陽光発電導入促進事業を実施していたが2005年度で募集を終えた。しかし、国は2008年度の補正予算に「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」事業を盛り込んだ。要件を満たす住宅用太陽光発電システムの設備を設置する者に対して一定額を補助する内容で、家庭用太陽光発電への補助が復活することとなった。また、環境、経済産業、文部科学、国土交通の4省は、2008年11月に「太陽光発電の導入拡大のためのアクションプラン」を公表。家庭、企業、公共施設などへの太陽光発電の導入を促進する施策が期待されている。

  • Q: ソーラーパネルが発電する仕組みは?
    ソーラーパネルを構成する太陽電池は、どのような原理で発電するのだろうか?

    A: 太陽電池を必要な電圧が得られるようにたくさんつなげた板がソーラーパネルだ。ソーラーパネルを構成する太陽電池は半導体の一種で、太陽光エネルギーを受けている間、その光エネルギーを電子に直接吸収させ、電力として取り出す機能を持つ。半導体は、電気を通す導体と通さない絶縁体の中間の電気的性質を持つ物質で、n型半導体とp型半導体の2種類がある。太陽電池はn型とp型の半導体を積み重ねた構造をしており、光が当たると、半導体内部で電子(−)と正孔(+)が発生する。電子はN型半導体側へ、正孔はP型半導体へ引き寄せられ、これら2つの半導体を電線でつなぐと電流が流れる。現在使われている太陽電池の変換効率(光から電気に変える効率)は約10%から20%といわれる。また、これらの太陽電池の評価方法はJIS規格で定められている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。