A: バイオディーゼル(BDF)をディーゼル車で使う方法としては、100%BDFのみで使用する方法と、軽油に混ぜて使用する方法がある。後者については、「揮発油等の品質の確保等に関する法律」により、BDFの混合上限が5%と定められている。5%を超えると、自動車に不具合が発生する可能性があるためだ。自動車の燃料としてBDF混合軽油を販売または自家消費する者には、規格に適合しているか確認する義務がある。
A: バイオディーゼル(BDF)を含むバイオマスの普及を図るため、政府は2010年12月に「バイオマス活用推進基本計画」を閣議決定した。その中で、化石燃料によるエネルギーや製品をバイオマス由来のものへ代替していき、2020年までに炭素量換算にして年間約2600万tのバイオマスを利用するという目標を掲げている。また、バイオマスを活用した新産業について、新たな機能性素材やバイオ燃料などの産業化により、2020年に約5000億円の市場を創出することを目指している。